ブッレブッセとまほうのもり/徳間書店
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シールス・グラネール/文

ルイス・モー/絵

やまのうちきよこ/訳 徳間書店

 

今世紀初頭に出版されたノルウェー絵本の古典。人間が動物たちと仲よしだった時代の森の楽しさが伝わってきます。

 

●ものがたり

ブッレプッセは5歳の男の子。今日はうれしい誕生日です。お父さんとお母さんがプレゼントしてくれた、新しいステキな洋服を着て、森へ、大好きなブルーベリーつみに出かけることにしました。森ではいろんな動物たちが「こんにちは!」と声をかけてきます。でも、だんだんと、とんでもないできごとに巻きこまれていくのです。さて、それはどんなこと?

 

●この絵本を書いた人

物語を書いたのはシールス・グラネールさん(18701937)童話作家のほかに、学校の先生、オルガニストでもありました。『ブッレブッセ』シリーズは大人気で、生涯をとおして物語を書き続けました。絵を描いたのはルイス・モーさん(18591945)。ノルウェーの森をよく描き、動物を擬人化するのを得意とした画家。1900年代前半、挿絵画家の第一人者といわれています。この本はルイスさんの代表作です。

 

音譜物語に登場する木Treesと花Flowers

顔のある木がくまと手をつないで踊ったり、モミの木がブッレブッセに話しかけたり、森の木々は動物たちとおなじくらいおしゃべりみたいです。マーガレットの花にも顔がありますよ。