みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさん (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)/福音館書店
¥1,365
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エルサ・ベスコフ/作・絵 
ひしき あきらこ/訳 
福音館書店

 

●ものがたり
緑色の服を着て、緑色のじょうろや熊手で庭のお手入れをするのが好きな“みどりおばさん”、茶色の服を着て、クッキーやキャラメルなどお菓子を作るのが好きな“ちゃいろおばさん”、紫色の服を着て、バラやスミレの刺しゅうが好きな“ちゃいろおばさん”。
ある日、3人のおばさんが飼っている黒いプードルのプリックがいなくなっちゃった。おばさんたちは3本の道に分かれて探しに行きますが、いろいろなハプニングが起きて3人ともへとへとになりました。プリックはいったいどこに!?
「3人のうち、私は誰に似てるかな?」そんなことを思いながら読み進めていきたい絵本です。

 

●この絵本を書いた人
エルサ・べスコフさん(18741953)。スウェーデンのストックホルム生まれ。小学校の絵の先生をした後、結婚し、絵本や挿絵の仕事を始めるようになりました。この絵本では影絵とカラーの絵とを両方描き、空想をふくらませやすい、素敵な世界を作り出しています。1952年、スウェーデンの児童書の最高賞であるニルス・ホルゲション賞受賞。その後、エルサさんの名前を冠した文学賞もつくられました。

 

訳したのは、菱木晃子さん(1960-)。小さな時にはスウェーデンに住んでいたそう。スウェーデンの名作を見つけては日本に紹介しています。