杉原梨江子と一緒に読みましょ 木の絵本と森の童話-もものき なしのき プラムのき
















えほんでかくれんぼしましょ

『もものき なしのき プラムのき』

ジェネットとアラン・アールバーグ/作

佐藤涼子/訳 評論社




ほんをひらいて よくみてごらん
 かくれているひと みつけてごらん



表紙のうらには、こんな言葉がかかれています。
絵のなかに、童話に出てくる主人公たちがかくれているのです。
みんなをさがしながら、ページをめくっていくたのしい絵本です。


だれかな、だれかな?

りんごの木の上にかくれていたり、

ラズベリー畑から足だけがのぞいていたり、

とだなの中でジャムをこっそりなめていたり!

みんな小さくて、上手に隠れているから、なかなか見つけられません。

おやゆびトムくん、シンデレラ、三匹のくまさん……。

うまく見つけられたら、ごほうびがもらえます。

もものきとなしのきとプラムのきが立つ果樹園から

いいにおいがただよってきます。

よーく見ると、青いギンガムチェックのマットの上においてありました。

焼きたての……?

さて、それはなんのお菓子でしょうか?