杉原梨江子と一緒に読みましょ 木の絵本と森の童話-木はいいなあ


心がさけんでいるある日に

『木はいいなあ』A TREE IS NICE.

 ユードリイ/作 シーモント/絵

 さいおんじさちこ/訳 

 偕成社



「木が たくさん あるのは いいなあ。

たった 一ぽんでも、木が あるのは いいなあ。」




ページをめくりながら、「木はいいなあ」って感じる、
それだけで、心がすーっとしずまって、
わたしはわたしに戻れるでしょう。

秋になって、葉っぱが落ちると、どうするかな。

りんごの木だったら、どうするかな。

木陰では、どうするかな。




一本の木を育てたくなる、

木とわたしの心とが結びあうやすらぎ。

“自分の木”を見つけに、

旅に出たくなるかもしれません。

この秋……。