こんにちは、杉原正人です。

 

春も近づきつつある今日この頃ですが、

まだまだ暖房もかかせません。

 

暖房は肌の乾燥を引き起こしますよね。

 

多くの方は、

保湿クリームである

 

「ヘパリン類似物質」「ワセリン」「セラミド」「尿素」

などの保湿クリームで乾燥を防ぐのではないかと思います。

 

ヘパリン類似物質なんかは

病院でもよく出されますし、

最近は、ドラックストアーなどでもよく見かけます。

 

ヘパリン類似物質は肌の新陳代謝を促し、弱った肌バリア機能を取り戻すことができ、

乾燥によって荒れてしまった肌の修復もできるようです。

 

確かに塗っている間は

保湿されている気がしますよね。

 

だからと言って、

 

乾燥のひどい方、お年寄りの方などの

根本的な解決になるかというわけではないです。

 

漢方的には、皮膚の乾燥は、

「血(けつ)」や「津液(しんえき)」の不足と考えられます。

 

「血」は血液という意味も含みますが、

栄養を全身に届けるエネルギーのようなものです。

 

その役割の一つに滋潤作用があり、

皮膚に潤いを与えています。

 

また、「津液」は体内に存在する必要な水液です。

 

津液は皮膚だけでなく、臓腑、目、口、鼻、舌、のどに

潤いを与えています。

 

「血」と「津液」の生成には、五臓が大きく関与しています。

 

五臓は

 

「肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)」

 

 

血の運行には、肝・心・脾

 

津液の運行には、肝・脾・肺・腎

 

が関わりあっています。

 

つまり、皮膚は体の外側にあるものですが

 

「皮膚は内臓の鏡」

 

といわれるように、

 

内臓と皮膚は密接に関係しています。

 

五臓のの弱りは、皮膚の乾燥にも繋がります。

 

皮膚の乾燥に保湿クリームを塗っても

なかなかよくならない方、

 

体の調子はいかがですか?

 

・冷えはありませんか?

・胃腸の調子はでどうですか?

・睡眠不足はありませんか?

・ストレスでイライラしていませんか?

 

などなど

みんな五臓のバランスが崩れている状態です。

 

体の外側だけでなく、内側のケアをすることで

乾燥肌も防げますよ。

 

 

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こんにちは、杉原正人です。

 

まだまだ寒い日も続きますが、春も近づき

花粉症の季節になってきました。

 

 

花粉症というのは、原因物質に対して生体が過剰な免疫反応を

示すアレルギー疾患(抗原抗体反応)です。

 

異物を排除するために、放出されるヒスタミンなどの化学伝達物質が

粘膜を刺激してかゆみ、くしゃみ、鼻水、涙などの花粉症の症状を

引き起こす。

 

『はたらく細胞』―スギ花粉と細胞の大戦争!

というタイトルで、花粉症のことが

おもしろ楽しく描かれています。

 

体内に花粉というアレルゲンが侵入してきたことで、

外から入ってきたものを排除するB細胞がIgE抗体という武器で攻撃。

 

IgE抗体が増えることで、肥満細胞(マスト細胞)が

ヒスタミンを大量放出。

 

ヒスタミンによるアレルギー反応で鼻粘膜が膨張(鼻づまり)。

 

さらに、知覚神経を刺激して目の充血かゆみを引き起こす。

 

最終的には、ステロイド(薬)によって沈められる。

 

こんな感じで描かれています。

 

 

でも、そもそも花粉症になる人とならない人と

何が違うんでしょうか?

 

簡単に言ってしまえば、体質の違いです。

 

特に、漢方的な考えでは、人間の体には

外から異物や環境から身を守るバリアがあります。

 

このバリアのことを防衛の衛という字を使って

 

衛気(えき)

 

といいます。

 

このバリアである衛気の強さによって花粉症になるならないに

大きく関係してきます。

 

衛気は「気(エネルギー)」の一部であり、

体全体のはたらきに関係しています。

 

「気」はどうやってつくられるかというと、

 

食べた物は「脾(ひ:胃腸)」で

消化してエネルギーの素に変えられます。

 

エネルギーの素は「腎(じん)」という

生まれながらに持っているエネルギーと合わさって

完全な気(エネルギー)となり、

 

「肺(はい)」に送られて

「肺」から全身に送られます。

 

その一部が体表にいくと衛気となり、

バリアのはたらきをするようになります。

 

花粉の体内への侵入を防ぐには、

・マスク

・家に花粉を持ち込まない

 

などの対策とともに

人間のバリア機能である、衛気の強化が必要です。

 

上でお話したとおり、

衛気をつくるには「脾」「肺」「腎」が

しっかりはたらかなければいけません。

 

花粉症の方には、脾の弱りの方が多いです。

 

冷たいものの摂りすぎ、水分の摂りすぎは

脾を弱めてしまします。

 

脾が弱るとエネルギーの素ができないので

衛気も弱るというわけです。

 

脾が弱ると水分代謝も悪くなり、

体内の余分な水分が「涙」や「鼻水」となって

でてきます。

 

花粉症でお悩みのかたは、

外からの侵入を防ぐとともに、

冷たいものの摂りすぎ、水分の摂りすぎを控えましょう。

 

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こんにちは、杉原正人です。

 

毎年、市の教育委員会から

 

「児童生徒の体位と疾病異常」

 

という、

 

小、中学生の学年ごとの身長、体重や肥満度などの

体格的な平均データーと

 

疾病異常被患率、

眼の視力や耳鼻咽喉の疾病、皮膚疾患、歯、栄養・・・・

などの被患率

 

が送られてきます。

 

その中で、子どもたちがよく病院通いしてると思われる

耳鼻咽喉、皮膚疾患、ぜんそくを足すと

重複もあるかもしれませんが、小学生も中学生も20%前後の

子どもが被患しているという結果です。

 

そのデータには細かい病名までは出ていませんが、

子どもに良く見られる病気として

アトピーや喘息等のアレルギー疾患、

中耳炎や扁桃炎を繰り返す虚弱体質が多く見られます。

 

漢方の考えでは、

人間の体は「陰」と「陽」に分けられます。

 

「陽」はからだを温める、動かす、曲げるなどの「機能(はたらき)」。

 

「陰」は肉体、血液、体液、ホルモンなどの「物質」に。

 

「陽」がなければ「陰」はできないし、

「陰」がなければ「陽」はできないという

 

お互いを助け合う関係性を保っています。

 

 

しかし、朱丹渓の『格致余論・陽有余陰不足論』(1347年)には

 

「人 天地の気を受け以て生く、天の陽気は気たり、地の陰気は血たり、

 故に気(陽)は常に余り、血(陰)は常に定まらず(不足す)」

 

とあり、

 

人は生理的に、陽が余り、陰が不足していると言っています。

 

小児の場合は、「稚陰稚陽(ちいんちよう)」といって

陽も未熟で、陰も成長しきっていません。

 

なので、小児は特に陽が盛んで、陰が不足しています。

 

陽が盛んということは、活動が多いので、

落ちつきなく動き回ったり、騒いだりということが見られます。

 

また、陽が盛んということは熱も出やすいです。

子どもが風邪をひくとすぐに熱が出るのも陰の不足です。

 

熱と同じように炎症も起こりやすくなります。

 

先に出た子どもに良く見られる病気

アトピーや喘息等のアレルギー疾患、中耳炎や扁桃炎を繰り返す

 

なども陰の不足から起こりやすいのです。

 

陽が多いと活発で暑がりになりますが、

だからといって冷たいものばかりとっていると

陽の力が弱まり、陰陽のバランスも崩れやすくなります。

 

子どもは臓腑が成長段階なので、

「あれ」がいいと聞いたから「あれ」ばかりでも

陰陽のバランスが傾きやすくなります。

 

普段から、おやつの食べ過ぎ、ジュースの飲みすぎ、

偏った食事にならないように、親子で食事を見直しましょう。

 

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