【前書き】
北九州市八幡西区にある鉄竜町と鉄王町。経済発展が目覚ましい昭和三十年代、北九州第二の繁華街だった黒崎から南西に3キロほど離れた田んぼが広がる広大な土地を、当時の八幡製鉄が買収。大規模社宅群(穴生社宅)を建設し、鉄を冠するちょっと変わった名前の新しい町がふたつ生まれたのでした。
私は1歳になる前から小学5年までの約10年間を、鉄竜の社宅群の中で暮らしてました。今から四、五十年前のお話しです。
※この記事は2020.3に書いたオリジナルを、2021.6に一部更新したものです。
今も続く北九州市八幡西区相生町のマルゼンストア。鉄竜と鉄王にかつて存在した穴生社宅にお住まいの方なら皆さんご存知かと思います。スーパー大栄、穴生クラブ、テツビル、井筒屋など商業施設が集まる相生商店街の一角にあって、昭和50年代当時、大変賑わっていました。
▼交差点側(南西側)から
昭和50年代当時の面影そのままです。
青果店・八百屋・魚屋・花屋などがあり、今でも当時の面影を残しつつ、営業されてます。
▼1975年当時の航空写真(国土地理院空撮DB)
私は当時まだ幼稚園にあがる前から、母に連れられて弟と三人でよく歩いていってました。
母が鮮魚を求めるのも必ずココ。そのうち社宅を離れてからも、そして鉄竜には住んでない知り合いの新日鉄の方も、冬のふぐは必ずココで買い求めるようになっていきました。ふぐはそれなりにお高いですが、マルゼンストアはリーズナブルで新鮮でオススメです。
追記
2004年に帰省した際、何だったか忘れましたが相生町の仕立て直し屋さんにお願いするものがあり、ついでにマルゼンストアを覗いたことがあります。以下はその際に撮影したものです。
以上になります。
追伸
※他にもマルゼンストアについて触れられてらっしゃる方がみえます。