断熱施工で偽装発覚 | SUGIのブログ

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スキーとかコーヒーとかハマってるものを徒然なるままに書いてます。。。

ヤマダホームズで新築住宅を建築中なのですが、勝手に施工を止められており、大変困ったことになっています。

既に法律相談に突入中。。。

 




偽装が発覚したのは、引き渡し前3週間を切った辺り。

スケジュール遅延を何度も重ね(このトラブルは後ほど)、それまでも悲惨な状況でしたが、それでもなんとかxx度目の正直と3月末の引き渡しが出来ると、転出届けを出した矢先の出来事。

 

蓄電池と避難梯子設置(このトラブルは後ほど)の下見に、部屋の状況を確認している最中に、事件は起こりました。

小屋根裏収納スペースにのぼったときのこと。

「ここの屋根部分には断熱材を多く吹き付けたので天井が少し下がってます」

そういえばちょっと窮屈な感じが。。

足腰が不自由な家族がいるので、建築法で定める最高高さ1400mmは確保して欲しいと頼んで、設計書にも明記されている部分です。

その日はそのまま帰宅したのですが、後に、再度設計書を見たところ、200mmも下がっている部分があることが発覚。

 

その1週間後、再度、1F、2Fの高さと、小屋根裏収納の高さを計測させてもらいました。

確かに、小屋根裏収納の高さについては、約1400mmとの記載になっているのですが、誤差にしてはあまりにも大きすぎる値です。

他のフロアの天井高については、誤差は5mm以内に収まっています。

数cmの誤差ならまだ許容ですが、数10cmとなると、大きすぎる。

 

断熱材を吹付すぎた、としても、200mmも余計に吹き付ける、という不自然さに不審を感じ、断熱材は何を使っているかと問いただすと、標準のアクアフォーム(*1)を使っているとの返答。。。

いやいや、契約では、より高性能のアクアフォームNEO(*2)を170mm吹き付けるということになっており、その変更費用を別途支払っていることになっている。

これって、聞かなかったらそのまま隠蔽されてたんじゃないかと思うんですが。

 

さらに、問題なことに、断熱材の種類とその施工厚みについては、建設住宅性能評価(*3)の認証を受けていることになっており、設計通りの施工がなされていないと、違反になってしまう問題も発覚。

建設住宅性能評価は施工状況を数回現地確認することになっており、そもそも、認証機関が断熱施工状況も現地確認することになっているはずなのですが、何故か、確認が通ってしまっているという問題も。

もう、何を信用してよいものやら。。。。

 

何故に異なる断熱材が使われてしまったのか、ヤマダホームズに問い合わせました。

アクアフォームNEOは屋根下に断熱できない、と施工業者に言われた、とのこと。

いやー、そんなことはないでしょ、と、日本アクアのホームページで確認したところ、屋根下に吹付できるように解説してありました。

https://www.n-aqua.jp/images/catalog/AquaformNEO_Wooden_201712.pdf

 

そこで、日本アクアに直接電話、ホームページの問い合わせページから、状況を確認しました。

日本アクアに直接電話して問い合わせたところ、担当者から折り返し電話するので、と言われ、ずっとコールバックを待っていたのですが、結局コールバックは来ず。。。

数日後、再度電話したところ、またまた、担当者から折り返す、と。

いや、もう待ちくたびれたんですけど。。。

 

ホームページからの問い合わせもずっと来ない状況だったので、またまた、数日後、日本アクアに電話しようかと思っていたのですが、やっと、ホームページからの問い合わせの返答がメールで来ました。

 

「施工業者からしか回答できません」

え?

 

これが建築業界の闇なのか?

日本アクアはヤマダホームズの系列会社(ヤマダホールディングスの傘下)なので、ひょっとして、裏から手をまわされたんじゃないかと勘繰ってしまいました。

そこで、メールの返信に、

「ホームページでは、アクアフォームNEOを屋根下に吹付できるように記載があるのですが、ホームページの記載は誤りですが?」

と書いたところ、ホームページの記載に間違いはない、との回答がきました。

 

結局できるんじゃん!!!

 

そこで、ヤマダホームズに、とにかく、契約違反で、断熱材変更の費用もお支払いしており、小屋根裏の天井高を確保しなければならない理由も再三説明しているので、ちゃんと契約通りに施工しなおしてほしい、と申し入れしました。

が。。。。

現場での判断なので、施工しなおしはできない、と。

 

いやいやいや、勝手に契約を変更できないでしょ。

偽装ですよ、偽装!!

 

埒があかないので、東京都の消費者相談センターに電話し、何とかならないかと相談を持ちかけました。

幾つかの法務相談窓口を紹介され、また、ヤマダホームズに申し入れしてみるので、問題をメールにて送るようにとの回答を得ました。

そのうちの一つの法務相談窓口に、国交省関連の、スマイルダイヤルというものがあって、そこに電話相談してみると(数々の問題についても相談)、ここまでひどい話であれば、紛争解決を想定した方がよい、とのことで、問題の経緯を時系列に従って文書にし、

1)ヤマダホームズ本社

2)江戸川住宅展示場の店長(契約店舗)

あてに、配達証明付きの書留で送るようにしなさい、とのアドバイス。

とにかく、申し入れをした、という証拠を残すことが重要とのことで、指示に従って、書留郵便を送りました。

あまりにも沢山の問題があり、10ページ以上にもわたる力作。。。

同じ文書を東京都の消費者相談センターにメールしたところ、あまりにも問題が多すぎるので、手に負えなく、弁護士相談して欲しい、と。。。

困りました。

 




その後、ヤマダホームズの住宅展示場の店長から、申し入れ書を受け取ったので、会社として検討している、とのメールがありました。

また、建設は中断している、と(スケジュール遅延による損害については後ほど)。

もう転出届出しちゃってるんですけど(泣)。。。(その後、転出中止手続きをしました)

とにかく、アクアフォームNEOを屋根下に施工できなかった理由を説明してほしい、とお願いしました。

 

数日後。。

 

店長から、アクアフォームNEOを屋根下に吹付できなかった理由が現場からきた、との報告がありました。

アクアフォームNEOを屋根下に厚く吹き付けるとかなりの頻度で施工中にフォームが割れてしまう、と、施工業者が言ったという理由でした。

その時点でなぜ報告してくれなかったんでしょうか。この回答もちょっと怪しく、そもそも偽装するつもりではなかったのでしょうか?

アクアフォームNEOを屋根下に施工できない、という理由を日本アクアの見解として正式に出してほしい、とお願いしました。

その後、再度アクアフォームNEOを再施工できないかどうか、日本アクアに問い合わせている、と報告がきました。

 

その後の進展はありません。

困った。。。

 

(*1)日本アクアが提供している、有名な吹付断熱材の一つ。熱伝道率が0.036W/mK程度(数値が小さいほど性能が高い)。

(*2)日本アクアが提供している、アクアフォームより高性能な吹付断熱材。熱伝導率が0.021W/mK程度。

(*3)住宅性能を評価する制度の認証の1つ。設計住宅性能評価と建設住宅性能評価があり、設計住宅性能評価による設計値を建設時に確認し、品質を保証するもの。