宗開両祖とは無縁の管主 | 南島すーぎー

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管理者:杉本淳(すーぎー)

世田谷の10億円豪邸で最期を迎えた妖怪の、納骨時間に、千葉県沖を震源として関東全域に地震が発生した。

その1時間後、伊豆に台風が上陸。未曾有の大災害となった。世田谷を挟み撃ちするかのような地震と台風。翌日には多摩川の世田谷区流域が決壊。

総罰は恐ろしい。すべての人を巻き込む。

最期まで、宗開両祖の御精神とは無縁の管主(かんず)であった。

簡素な庵(いおり)で生涯を過ごされた蓮祖。身延の地頭・波木井実長が立派な堂宇を用意しようとしたときもあったが、蓮祖はあえて、これを断った。ご臨終の間際まで、後進の育成に努められた。

第二祖・日興上人もお筆止めご本尊で知られるように、一人でも多くの方にご本尊を持(たも)たせようと、臨終の間際まで、ご本尊をお認(したた)めになられていた。

また、その後継である日目上人も、ちょうど鎌倉幕府が7月に滅び権力が京都の朝廷に還されたこともあって、やはり実質的な最高権力者となる天皇を折伏しようと京に向かった(天奏)。しかし、向かう途中で病で亡くなられている。

三代にわたり、生涯弘通の姿を貫かれたのだ。

それに対して、かの法滅の妖怪は隠居した身でありながら、10億円豪邸に住み、最期まで社会に出ることもなく、世に何かを問うわけでもなく、折伏すらせず、後進の指導もなかった。

そんな管主が、蓮祖の嫡流を組む者ではないことは明々白々。大聖人の精神とは程遠い、己義・異議の菅主(かんず)であった。