本日、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生したことにより、気象庁は南海トラフ地震臨時情報を発表しました。この地震と南海トラフ地震との関連性について検討した結果、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が相対的に高まっていると考えられます。南海トラフ地震臨時情報は、南海トラフ地震の発生の可能性が高まったと判断された場合、気象庁から「巨大地震警戒」、「巨大地震注意」などが発表されます。
 宮崎県の地震活動の特徴としては、主に日向灘などの県東方の海域で発生する地震と、陸域や沿岸部の浅い場所で発生する地震と、南海トラフ沿いの巨大地震としていて、かなり分かりやすくまとまっています。全ての都道府県は、最低このレベルの地震情報の提示をしてほしいです。
 将来、必ず起きる大型地震について、その予知はできるのでしょうか。日本の地震学者たちは「現状の科学レベルではとても困難」「そもそも予知が可能とは言ってない」と学者らは本音を述べています。来るべき大型地震に備え、政府や国民の予知への期待は膨らんでいます。しかし、わが国の地震対策は、混迷していることを冷静に理解すべきでしょう。