落合信彦氏は、ブラックマンデー直前に友人のドナルド・トランプに売りの指示をして、巨額の損失を回避させることに成功したという逸話がある。とすれば、日本の総理が的確な意見を述べれば、安倍元総理のように日本人の信用を得ることができる。
 しかし、自民党の総裁選の予想候補からすると、トランプの信頼を勝ち得ることは、困難であろう。唯一希望がもてるのは、高市氏だ。
 皇統維持・安全保障は、維持し、経済政策に選択と集中するのがいいのではないか。アメリカという国家に対峙するには、政治家のヨミという「大局観」とともに、表面的なグランドデザインではなく、人間としての個性からでたイメージに状況を引き寄せるという”組織の持つカリスマ性”が必要とおもわれる。
 そのためには、網羅的分析が多様すぎるため、高市氏を支える政治システム構築の戦略を作成できる裏方のチームがポイントとなる。今後の日本の政治活動の展開の流れの設計ができるかどうかである。様々な経済政策の中から、積極的対象として課題を選択し絞り込むことによる波及効果を得ることが大事であろう。要するに、八方美人政策ではダメである。狭く絞るからこそ、大きく広がるという逆説的真理を利用すべきであろう。
 トランプは、ややこしい説明を最もいやがる。