先月末にて、定年退職したので、今までの仕事上の反省をしてみようと思います。ビジネスマインドは、結局のところ、入社した当時と変わることはありませんでした。数年毎に決まったように上層部から、マインドの変革が必要だといわれましたが、PLANとDOが明確でない感じはいつもありました。本来であれば、上層部がPLANをつくり、下部組織がDOをおこなうものですが、PLANそのものを下部組織に任せているために、上層部は方針がみえなくなり、責任もあやふやとなってしまっています。このような組織がかかえる決定力のなさは、会議制という日本特有の意思決定方法に表れてきます。一度決定されたことは、速やかに実行されていくという長所がありますが、ミーティング、各種会議ばかりが増え、本来やらなければならない実行結果のチェック、分析のための時間を浪費させてしまっています。特に、トラブルが発生した際には、この組織の決定力が発揮されず、責任も明確化されないのです。これは、日本特有の文化における組織構造のもつ陥穽といえるかと思います。反省としての提案としては、失敗しても構わないという風土構築であり、同時に、言い訳を考えるのではなく、どうしたら、課題を解決できるかと考える風土構築であると感じました。