あごの成長期(歯の矯正について)
歯の矯正するにあたって、あごの骨の成長する時期というのはとても重要です
歯並びが崩れてきた子のお母さんから、もう少し大きくなれば歯並びは良くなりますか?と質問をいただきました
歯並びというものは、自然によくなるものではなく、歯科矯正をしなければほとんどの場合よくなりません。
もし歯科矯正をする場合でも、年齢や時期も大切になってきます
歯並びがほんの少し悪いくらいなら、大人になってからでも意外とスムーズに歯並びをよくすることができます
しかし歯並びが悪く、八重歯になっていたり、乳歯の生え変わりの時点で歯並びがガタガタしていて矯正する場合、
歯がすべて揃ってから矯正を始めるのでは、糸切り歯の後ろの歯を抜いて矯正しなければいけないという欠点があります。
そこであごの骨の成長時期が重要になってきます。
顔を構成している骨は骨によって成長する時期が異なります。
歯科矯正で扱う上顎骨は神経系型と一般型の中間に位置します。
上顎骨・・・男女個人差はありますが、12歳頃には成長が終了
下顎骨は一般型に分類されます。
下顎骨・・・男子18歳頃、女子で15歳頃に成長が終了
特に背が伸びる時に同時に大きくなります。
特に下の顎は身長と一緒に大きくなるので、受け口のお子さんはとくに成長前に矯正した方がいいかもしれません。