昨年末、ももクリとほぼ同時にモノノフが見逃せなかったと言えばスペシャルドラマ「天使とジャンプ」だろう。ももクロちゃんが主演のドラマだけあって、目が離せなかった。
内容はともかく、今日書きたいのは最後のクリスマスライブのシーンについてである。
放送から何日かして観れたのだが、かなこの歌い出しが普段とちがうような印象を受けた。
いつもより幼くも澄み渡った声とでも言えばよいのだろうか。
かなこの純粋な心がそのまま表現されているように感じられた。
そのときはそれで終了。ももクロちゃんの挑戦という意味でもすばらしいドラマだと感じた。
さて...後日天使とジャンプの公式サイトを読んでいたときに、その最後のライブのシーンについての記述があったのだが...ここはスルーできなかった(笑)
まず「あのシーンはレ・ミゼラブルを意識した」とのことであった。
なるほど。若干演劇みたいな印象を受けたのはこれが原因だったのか、と。
これはおもしろい工夫がされていたのだな、と。
たしかに歌い方がちがったことも納得がいく...
...のだがこれで終わらなかった(笑)
かなこの歌い方は『カナエだったらこういう歌い方なんじゃないかな』と想像をふくらませた歌い方であったと。かなこ自身が工夫したものであったことが分かった。
結局初めてドラマを観たときの「少し違う印象」というのは、あそこで歌っていたのは「百田夏菜子ではなく、カナエであった」ということからくるものなのかもしれない。
その文章を読んで少し怖いくらいだった。
かなこはあのときカナエになりきっていて、それが自然のうちにこちらに伝わってきたのである。
これは今のかなこ、ひいては今のももクロちゃんじゃないとできないことだろう。
(ただし今回に関して言えば、他のメンバーよりかなこが群を抜いて役に入り込んでいたとは思う)
あの表現力は今までたくさんの人を巻き込んできた、たくさんの経験をしてきたからこそ、生まれたものだと私は思う。
そして今後もこの表現力はさらに磨きがかかるのだろう...
これからより多くの人を巻き込んでいくであろう、ももクロちゃん。
それを実現する表現力の可能性を見せてもらった。
ワクワクが止まらないではないか!(笑)
テレビのハードいっぱいだけど、またドラマやらないかなー(笑)