高潮対策事業視察

国の直轄事業で、観音、江波、吉島、船越の高潮対策事業を行っていますが、このたび観音の護岸工事が完了したので、住民の方と一緒に護岸工事の船からの見学会に行ってきました。

写真は観音の堤防ですが、よく見ると上と下で色が違います。

平成16年の台風により浸水被害をもたらしたので、高潮対策として以前からの堤防を高くする工事を行なったからです。

吉島地区は堤防の下から水が浸水し、堤防が崩れている個所があったため、その補強工事を行なっていますが、まだ時間がかかるようです。

堤防の工事は天候にも左右されますし、手作業で行わなければならない職人芸のような工程があったりで時間がかかりますし、のちのち液状化しないように土を適度に固めなければならないという時間をかけなければできないこともあるため、非常に時間がかかるとのこと。

昨年の東日本大震災、和歌山を襲った台風、タイの洪水などを水による災害は甚大な被害をもたらします。

海抜が低い広島では、波が堤防を越えてしまうと街の中心部まで被害が及ぶと予測されています。

海から堤防の高さを見ていると本当に必要なものだと実感しました。

高潮対策ができるまで国の事業として継続して行えるよう尽力して参ります。