けろけろけろっぴ私43歳の超高齢妊婦で、超ハイリスク妊婦でございます

【リスク内容】
■超高齢
■不妊症・不育症の治療中
■25週で死産歴あり
■子宮の手術2回あり
  (帝王切開術・術後瘢痕部修復術)
■低置胎盤
■胎盤が帝王切開瘢痕部にある
■癒着胎盤
■26週から切迫早産で入院
  (子宮収縮が増えた)

注意子宮破裂の恐れ
注意大量出血の恐れ
注意早産の恐れ
注意胎児死亡の恐れ


と。。。
こんな感じで安定期のないマタニティライフでしたバッドばつ丸


ねこクッキーくまクッキーうさぎクッキーねこクッキーくまクッキーうさぎクッキーねこクッキーくまクッキーうさぎクッキーねこクッキーくまクッキーうさぎクッキー

では。。。
帝王切開レポート開始右差し
前記事執刀からのオペ終了までです病院
注意よりリアルにお伝えするので、生々しい表現が出てきます
低置胎盤・癒着胎盤のため、あらゆる事を想定して準備してもらっています
通常の帝王切開とは違うため、帝王切開を予定している方は恐い思いをさせるかもしれません
弱い方はこの記事をスルーして下さい
前記事にソフト編があります
【ハード編】



先ずはお腹を切ります
切られるときの痛みはなし
電気メスを使ってる時は煙が出てるので解る
焼ける匂いは感じませんでした


お腹を開きます
赤ちゃんを取り出すため、子宮と胎盤の状態を見るためお腹を開いていく
引っ張られる感覚があり「うおぉぉぉ」って声が出る
痛みはありません


子宮が見えたところで、エコーをあて胎盤の位置の確認
恥骨部からおへその辺りまで前面に胎盤がありました
血流の豊富な胎盤ごと切ると、そこから大量出血になるため、胎盤の無いところを(切るところ)をエコーで見ながら決めています
Dr.Yと助手Drとで作戦会議
ここは痛みはなく私は会話したり歌ったりしてました


赤ちゃんを取り出すための準備
胎盤を避けて左の方から子宮を切り赤ちゃんを取り出すことになったと思います
二人の医師がそれぞれの手で器械を使い、お腹の傷をぐいーーーーーっと引っ張り合い開く
すごい力で引っ張り開いていて、『お腹がちぎれるよぉ(>_<)』って感じになります
でも、赤ちゃんが直ぐに出るためには必要な事だからと考えると頑張れるよ(o^-')b


子宮を開き赤ちゃん誕生
子宮を切ると一気に赤い液体でいっぱいに
「えっ??出血??」って聞くと破水したとのこと(膜を破ったってことです)
赤ちゃんの頭が見えだし「頑張れー」と連呼
同時にみぞおち辺りから助手Drが赤ちゃんを押し出します
この時の感覚は「おうっ」となったと思うけど、赤ちゃんの誕生の瞬間が近づく感動で無になれます
恐くないよ!!!
必死だよ!!!
感動だよ!!!


赤ちゃん誕生
いきなり外に出された赤ちゃんが呼吸できるように、吸引すると産声をあげてくれる
赤ちゃんが泣くまでは「◯◯頑張れー」と連呼してました


赤ちゃんが泣き出したところで、Dr.Yが「赤ちゃん産まれましたぁ!おめでとうございまーす」と生まれたての赤ちゃんを見せてくれる
マンガみたく「うえーん」と発しながら泣いてしまいました
本当に感動で、お腹を切られてることや、これからの大処置の事など、もう何処かに吹き飛んでます


赤ちゃんは助産師さんが預り、綺麗にしてくれる
私の肩のところに赤ちゃんを置いて写真撮影
「ようこそ♪この世に来てくれてありがとう」とほっぺをツンツンさせてもらえました


胎盤が剥がれそうなので剥がすことに
胎盤が剥がれそうなので剥がすよ!と赤い子宮から黒い胎盤を引っ張っています
でも瘢痕部が癒着しており剥がれず、黒いものが残ってて引っ張ってる
その間にも出血がどんどん出て、吸引しながらガーゼで拭きながら処置をしています


セルセーバー
私の場合、大量出血が予測されるために自己血の準備と、セルセーバーを準備してくれていました
これは、術中の出血を吸い取り、そこから赤血球成分だけに選別するもの(←これを輸血します)
自己血同様、自己の血液を戻すので合併症のリスクが減ります


赤ちゃんが誕生したのでママは寝ます
胎盤が剥がれずに、けっこう出血してるのも見てました
子宮収縮剤を直接子宮に注射したけど胎盤は剥がれない
赤ちゃんが手術室から出た安堵感も重なり、血圧が下がったんだと思う
気持ち悪くなり吐きそう…と訴える
お母さんは眠りましょうとお薬を投与される
腕が熱くなり意識がなくなりました


オペ室に旦那と両親が呼ばれる
「胎盤の一部が癒着し剥がれない」
「子宮を戻すこともできるが、術後に出血してまたお腹を開き子宮摘出になる確率が高い」
と、Dr.Yから説明があったらしい
全員同意で子宮摘出をお願いする
母は「それは娘の血ですか?」と。。。
Dr.Yのオペ着が真っ赤に染まっていて、出血がすごいんだとショックを受けたそうです


子宮全摘出術となる
出血量4300ml
自己血とセルセーバー処理した血液を全て輸血
術後に子宮と胎盤を見せてもらう(が。。。麻酔から目覚めた錯乱状態で記憶がないww)
旦那と両親も見せられたようで衝撃を受けたみたい(笑)


手術終了
15時過ぎてたようです
家族は。。。
赤ちゃんがなかなか上がってこなくて不安
→エコーの確認分のタイムロス(これは計算外でした)
15時過ぎても手術が終わらず不安
→尿管や膀胱など子宮周囲の臓器を傷つけないように、けっこう時間がかかるんだね



目が覚めたときはベッドの上で移動中
良かったぁと何度も連呼して、酔っぱらいのごとくハイテンション
無事に手術が終わったことの安堵感です
採卵のときも麻酔から覚めるときはいつも酔っぱらい状態でした(笑)
助産師さんに説明しとけばよかった(笑)





低置胎盤
癒着胎盤
瘢痕部に胎盤がかかる

これが妊娠中期から判明していたおかげで、私も周囲も色々な備えができました

手術中に癒着胎盤が判明して大量出血となることも多い中、万全の体制で挑んでくれたDr.Yに感謝ですラブラブラブ



正直『死』を覚悟して挑みましたご、病院スタッフは全く心配してなかったそうです
ウソでも嬉しいよね


いざ、帝王切開を経験してみて。。。

終わってしまえば、手術中のことは私の中の大切な思い出になるくらい幸せな経験になりましたチューキラキラ
手術は恐いけど、我が子に会える!新しい命が生まれる、幸せな手術チューキラキラ
これから帝王切開を迎えるかた!!
赤ちゃんの誕生を目の当たりにできる幸せな手術は恐くないよ!!!
幸せな時間だよ!!!
強くなれるよ!!!
母になれるよ!!!






術後0日目編へつづく。。。