生存制限法(通称:百年法)
不老化処置を受けた国民は
処置後百年を以て
生存権をはじめとする基本的人権は
これを全て放棄しなければならない
もう、なによりまず、SFのリアルな設定が凄すぎる‼
どうやってこんな設定思い付くの⁉
フィクションって頭では分かっているのに、読み進めるほど、近い未来にこうゆう事が実際に起こりうるんじゃないかと思わせられる綿密な構想のすごさったら。
鳥肌立ちっぱなしでした。
不老化処置を受けれるようになり、
永遠の生と若さを手に入れた人類。
知らぬ間に歪んでいく世の中。
徐々に出てくるほころび。
秩序とは何か。民主主義とは何か。
死とは何か。生きるとは何か。
国民として、いや、人としての理性と本能にせまる究極の選択…‼
もしも…もしも今、不老化処置を受けれるとして、
私だったらどうするだろう。
皆さんだったらどうですか⁇
今、世の中にアンチエイジングという言葉が飛び交っているように、
若く美しく健康でありたいと思うのは、ごく自然な考えだと思う。
私だって日々ジムなんかにせっせと通い、新しい美容方だなんだと、
よく考えたらまるで誰かに踊らされてるみたいだけど。
老いていかない身体。
想像するだけで、なんだか蝋人形のような不気味さを感じるけど、
それが世の中の当たり前になって、
自分だけが老いていくって考えると、
それもゾッとするかも…。
正直受けちゃいそうだな…怖っっ‼
でも、そうなると、年を重ねるごとに出てくるその人それぞれの味というか、魅力なんてものが薄れてしまいそうな気がするし、
あの頃は良かったねぇ…なんてゆう青春時代的なものがなくなったりするのか⁉
そして何より、
生きる意味そのものを見失なってしまうんじゃないかって。
あくまでも想像だけど。
つい先日、女子フィギュア鈴木明子選手がソチオリンピック競技後に、
「大げさですけど、生きているなと思いました。」
と、コメントしていて、なんだか心をぐっと鷲掴みにされたような感じがしました。
生きていると実感すること、
そしてその喜び。
それはやっぱり、物事には終わりがあるからこそ、
よく言うけれど、生と死が常に隣り合わせだから感じられる事なんじゃないかって。
私の足りないちっぽけな頭で、考えるには、壮大すぎる課題だけど、
生きている限り一度は必ず考える事なんじゃないかと思いました。
一日一日を、一時一時を、
二度と戻ってこないこの一瞬を、
大切に過ごして生きたいです。
できる限り…。
すーぐ時間を無駄に使っちゃうんだよなぁ~
何はともあれ、ページを捲る手が止まらない徹夜本です‼
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