奥日光へ温泉の入り納めに行ってきました。

気温は氷点下6度まで下がり、極寒の雪の中。

雪道は圧雪路面で比較的走りやすい。

スタッドレスがしっかりグリップしてくれるクセのない路面です。

今回は、久しぶりのお宿にしてみました。

若干、お値段がお高めなので、贅沢したいときに来るお宿。

今回はたまたまお得なプランが出ていて、比較的ハードルが低かった。

お部屋もアップグレードしていただけまして、大喜び。

大きな窓から飽きもせず雪景色を眺めて過ごします。

温泉は白濁の硫黄泉。

奥日光のお湯はどこもこんな感じの良いお湯が楽しめる。

硫黄泉は強酸性のお湯であることが多いのですが、奥日光の場合は中性です。

Phは6くらい。

なので、皮膚にピリピリくる刺激がない。

硫黄泉なのに、珍しくマイルドな肌あたり。

しかし、とっても良いお湯なのです。

グイグイ迫り来る圧を感じるほどのパワーがあるお湯。

昔から大好きで、もう20年くらいは通っているだろうか。

奥日光に定宿は2件あります。

リーズナブルで気張らない価格なのに、きらりとセンスの光るお宿が1軒。

お料理上手な女将さんの作るお食事の大ファン。

もう長いこと通っています。

もう1件は、ちょっとお高めだけれど、腕のいい料理長さんのいるお宿。

私はこのかたのお料理が大好きなのです。

全館暖房で、真冬でも快適ですし、お部屋もよくできてる。

お値段に見合った快適な滞在ができる宿。

スタッフの皆さんは根の良い人ばかりで、接客ズレしていないところがくつろげる。

個人的な好みだけど、あまりにも気が利きすぎて、目から鼻に抜けるような才気煥発型の人たちに囲まれると疲れてしまう。

ほどほどに緩くて、心根のいい人たちに囲まれていた方が安らぐのですよね。

今回は後者のお宿に1泊してきました。

相変わらずお食事は美味しくて、素晴らしいお湯にも癒されて。

上機嫌で帰ってきたのですが、家に到着してみると、「あ、家もやっぱりいいな。」って気持ちが湧いてきた。

最近、このパターンが良くあります。

昔は家が落ち着かなくて、できるだけ外で過ごしていたい方だったのに、どんどん家が好きになってきた。

ずっと家にいると、その感覚は鈍ってしまい、わかりにくくなるのだけれど、旅先から帰ってくると良くわかる。

ああ、この家はやっぱり快適なんだな。

年々、そういう気持ちが強くなっていくように思います。

長い月日をかけて、家を育ててきたようなところがあるので、最近ようやく自分用のカスタムが完了したということかな。

旅も楽しいけれど、家に帰ってきた時の安堵感もまた大好きだ。

旅先の宿にはない寛ぎの要素がいっぱいに詰まっている我が家。

どんどん、家と仲良くなっていくようです。

旅の楽しみは、帰宅時の安堵感とセットになっているかのよう。

家の神様が温かく迎え入れてくれるような感覚を毎回感じています。

旅先から戻ると感じること