実は昨年中
義母が他界いたしました。


私にとって
夫のお母さんであると同時に
「台湾に嫁いできた日本人」という意味で
人生の先輩でもあり
日本カルチャーを共有出来る人でもあり
特別な存在だった義母。


…特別な存在だったんだな
と今になってやっと理解する部分も大きく


今は諸々終わって年も越し一旦落ち着いたのと
私自身の喪失感から
少し抜け殻状態になってるのかも…

ふと放心してしまう瞬間がありますショボーン




義母はもう長いこと
パーキンソン病を患っていたのですが
去年の夏休み明け頃から
ガクッと弱った感があり入退院を繰り返していて

最後は積極治療を止めて
自宅に戻ってきて
子供達4人に囲まれて安らかに旅立ちました。




義母が家に戻ってきて
緩和ケアに切り替わった頃に
つーたんとリリィには

アマーはもしかしたら
もう長くは生きられないかもしれない。
もうすぐ天国に行ってしまうかもしれない。

と伝えたのですが
もうその日からつーたんが泣いて泣いてあせる


アマー死んで欲しくないよ…
お別れしたくない!ずっと生きてて欲しい…

と夜寝る前やふとした時に
思い出したように言っては
シクシク涙を流していましたえーん



義実家に行けば
ベッドに横たわるもう殆ど意識のない義母の手を
ずっと握っていてあげたり


この子は気難しい所も多々あるけれど
本当に心根の優しい子だというのを
再認識する日々でえーん

この純粋な優しさが
大人達の悲しみさえ癒してくれるようでした…



その辺リリィはまだ幼くて死別の概念を
理解しきれていない事もあるけれど
ちょっと部屋に顔を出したら

みーちゃんと遊んでこよっと♡
(義実家の猫)

とあっという間に居なくなったり
夫も

リリィって結構ドライだよね…

笑い泣き



まぁ彼女が物心ついた頃には
義母は既にパーキンソンが結構進行していて
ベッドの上にいる事が多かったし

毎週末義実家に顔を出してはいましたが
そこまで記憶に残る思い出があるかと言うと
難しいとは思います。




つーたんも
一緒にお出かけしたりは殆ど出来なかったけれど
小さい頃から何度も
アマーと囲碁で五並べをしてきたのが
凄く楽しかった思い出なんだって!




夜寝る前にお布団の中で

それぞれのアマーとの思い出を言い合おう

ってのをしたら


やっぱり大粒の涙を流しながらそう言ってました






義母は夜中に亡くなったので

朝起きてきたつーたんに


昨日の夜アマーは天国に旅立ったんだよ。

ママもとても悲しいけれど

アマーはもう身体を脱ぎ捨てて苦しくないし

穏やかで幸せだからね。


これから天国でアゴン(旦那さん)や

先に亡くなった人たちに会えるんだから。



と伝えると

もうその場に崩れ落ちて号泣していてびっくり



え!そこまで悲しむの⁈

と驚いたし


人が演技じゃなくリアルに泣き崩れる様子って

なかなか見られないよな〜


と凄い冷静になって観察してる自分がいましたよね汗



夫も


つーたんにここまで泣かれちゃうと

僕はもう泣けないや…


と苦笑い汗うさぎ





祖母の死から自分の悲しみの感情に溺れて

日々消耗している


こういうのもギフテッドの過度激動の

(OE・Overexcitability)

感情性OEなんだろうなと。



そして彼はこの経験をきっかけに

「死」というものを考えるようになり


死ぬってどういうこと?

死んだら人はどうなるの?

生きるってどういうこと?


とぐるぐる思考して

いつの日か自分が消滅してしまうことが怖くなって

眠れなくなってしまったり。



調べてみたら身内の不幸で思考や感情が

コントロール不能に陥るって

ギフ界隈あるあるらしいですが


しばらくはかなり疲れてる様子があったので

こちらも用心深く見ていました。


こういうの見ていても

この子って生き辛そうだよなと思います…





私自身もアマーの死について

子供達に話して聞かせながら


アマーとは今世ではお別れだけれど

これからはずっと見守っていてくれるし

時々は蝶々になって会いに来てくれるよ。


我が家では亡くなった人は蝶々になって時々遊びに来る設定。

公園などでモンシロチョウが近くに寄ってきたりすると

「おっぴさん(私の祖父)かな?ろっちゃん(実家の犬)かな?」

なんて話します。


今度はまた生まれ変わって

何処かで出会うかもしれないし。

永遠のお別れじゃないんだよ。



なんて言葉が自分の口から出てきて

当たり前に魂は不滅だと思っているし


私ってクリスチャンとして育ったけれど

当然の様に輪廻転生を信じてるんだな

と自身の中にある死生観に気付いたり。



因みにそれを聞いたリリィは


じゃあリリィちゃんの赤ちゃんで産まれてくるかも?

そしたら沢山お世話するー!!


と言ってました。


可愛い…ラブラブ






身体が少しずつ不自由になっていっても

いつも綺麗に髪をセットしてお化粧して

美容師さんやネイリストさんに家まで来て貰って

身綺麗にしていた義母。



最後まで変わらず朗らかで明るくて上品で

良い意味で楽観的で細かい事に拘らない!


本当に素敵な女性でした照れ






側からみたら勝ち組女性でも

実際は辛い思いも沢山したことと思います。



それでも

ああやって死の間際まで

この世を楽しんで凛と生きる姿を

私達に見せてくれて



私は密かにリリィの数ある美点は

この義母由来だと思っているのですが


リリィにもこんな風に生を全うして欲しいな…

なんて思ったり。






義母は時代劇が好きで

生前良く見ていたのですが


私このお話好きなのよ。何て題名だったかしら…


蝉しぐれですよね!私も好きです。

泣けますよね〜!


なんて会話が出来るのは

ファミリーの中で私だけという自負の念が

私の中にあって照れ


2人の義姉は日本語は話すのも読み書きも完璧ですが

日本の公教育を受けた事はないので

持っているカルチャーは台湾もしくはアメリカで

こういうお話は出来ません。


まぁ私が蝉しぐれを知っているのは

以前星組さんでやっていた作品が大好きだったからで

日本の教育のおかげではないのですが…w





台湾に骨を埋める覚悟をしていたアマー。


それでも

歳と共に少しずつ台湾語や中国語を忘れていって

最後は殆ど日本語を話していたアマーの

雑談の相手になれたらなと思っていました。


殆ど日本語になっても

なんだかんだ台湾人やインドネシア人のメイドさんと

コミュニケーション取れてましたけどね😂

こういうのが義母の強さ!w



私達の間には何かしらの絆があったと

こちらの一方的な思い込みかもしれませんが

私はそう思っています✨





私が結婚する前に義父は既に亡くなっていたので

どんなご夫婦だったのか

私は直接見てきてはいないけれど


その旦那さんの事を

心から尊敬し愛していた事は良く分かります照れ



義母は趣味で短歌を詠んでいたのですが

亡くなった夫への熱烈な愛をうたったものが

結構な数あって


またそれをケロっと見せてくれたりして

いや凄いな…と思いましたよね爆笑



夫として子供達の父として

経営者として一族のリーダーとして…


能力もあり素晴らしいひとかどの人物だった

というのは良く伝え聞きますが



それにしても

まだ戒厳令が敷かれていた時代に

国際結婚で台湾に渡ってきて

あの濃ゆい一族の輪の中に入っていったって


大変じゃない筈がない滝汗



それでも何てことないような感じで

楽しそうに子育てして生きて

旦那さんへの愛も揺るがないって


いやはや凄い…✨





死が2人を別つ後も

こんな風に想い続けられるって

まるで宝塚みたいではないかドキドキ




2人は今頃天国で再会して

お疲れさま!会いたかったよ!

と労いあっているのでしょうか🍀




私にとってもアマーとのお別れは

とても悲しい出来事でしたが


義母は最後にこのお別れから

沢山のことを私達に遺してくれたと

思っています。




つーたんじゃないけれど

人がこの世に生まれてまた亡くなっていくって

本当に不思議。


そこに何か意味があるのだとしたら

きっと究極それはこの地球での人生を

慈しみ愉しみ感謝して生きることだけなのかな


今そんな風に感じてます。



日々色々と些末な事で思い悩んでしまいがちですが

アマーの様に軽やかに愉しく生を全うしたい虹





さて

今日は曇り空ですが


運転は敢えてやめて気分転換に

お散歩がてら少し歩いてきます!!




   








中原由貴ちゃんのダンス教室での私のヨガクラス


始まっております音譜





私のブログの読者さんで在台の方が

どの程度いらっしゃるのか分かりませんが…


ぜひ一度体験レッスンに足をお運びくださいませドキドキ