台北は
もうこの所10日間以上ずーっと
雨の日が続いています雨


こんなにも続くと
さすがに気が滅入るなぁ…
なんて思っていた所で先日の地震が起きて




花蓮もこの天候で
今年は特に冷えているでしょうし

避難所生活の方など
辛い思いをされていると思います



少しでも早く
せめてインフラが回復しますように

とお祈りしています





そして
台北でもまだ余震があるのですが

現地は続く余震に救助活動も難航しているそうで…


日本からは
救助の専門家チームが派遣されたそうですね










こういう地震があると

やはり東日本大震災の時の事を
思い出します





私は
東京で真飛さんのディナーショーに出演している
正にその最中に3・11に遭遇して

そのまま
まだまだ混乱の続く東京で
退団公演に入り
千秋楽を迎えたので


自分の宝塚人生の最後の瞬間は
ひたすら

舞台人って何だろう
宝塚って何だろう

夢の世界を届ける仕事って
日常が日常じゃなくなった日々では
どんな意味があるんだろう…

と考える毎日でした






それでも連日
組子たちも極限状態の中


とにかく劇場に足を運んで下さるお客様に
3時間夢の世界を味わって頂いて
少しでも元気になってもらおう!
そしてその元気を周りの方に届けてもらおう!

私達が今出来るのはそれだけ
でもこんな時だからこそ
私達の仕事には絶対に意味がある



そう信じて
花組生みんなで何度も何度も話し合い

公演中に平行して募金活動も続けながら
舞台に立ち続けました





今こうして宝塚を退団して
舞台の仕事から離れても

あの時に組子のみんなで共有した

エンターテイメントの世界に身を置く者としての

『こんな時』だからこそ皆さんに
愛を高らかに謳う
美しい夢の世界をお届けする事には意味がある

という信念にも似た想いは
間違っていなかったと思いますし


これからも宝塚は
そういう存在であって欲しいです











今日は

しとしと雨の中

そんなあの時の諸々を
思い出しています…











そして



これは私がこちらに完全移住して
実際に根を張って生活するようになって
改めて肌で感じた事なのですが


台湾はとても小さな国で

…というか
国連からは国と認められてもいないような
不安定な立場の小さな小さな島で
経済規模も小さいですし


生活水準や所得だって
まだまだ日本よりずっと低い





そんな中
東日本大震災の時に
200億円もの義援金を届けてくれた事は


改めて
感謝してもしきれない


本当に凄い事だったのだと思います





世界中見渡してみても

こんな風に
ある国の事を他国が想ってくれるって
なかなか無いのではないでしょうか⁈





今回
安倍首相の『台湾加油』や
SNSなどで日本から応援メッセージが
沢山届けられている事


台湾の蔡英文総統が
日本の援助に対して感謝していると
伝えた事などを知り


とても嬉しくて







台湾に嫁いできた身としては

これからも
この貴重で温かい絆が続いて欲しいなと

心から願っています…