昨日は
待ちに待った!
花組『エリザベート』を観劇してきました
私の周りの評判が凄く良かったので、私もいつもの花組観劇に輪をかけて期待度大で客席についたのですが…
新生花組らしい、本当~に素晴らしい舞台でした
もぅ、胸がいっぱいです
何よりも
月組時代、天使のように可愛かったみりお(明日海りおちゃん)が立派なトップスターさんになって…
みりおらしい、黄泉の帝王でありながら美しく、透明感のあるトートで
シシィへの愛もとてもピュアなのが伝わってきて
みりおがそういった、心の襞を繊細に表現できるスターさんだからか、
全体的にどの役の人も心情がとても丁寧に表現されていて
私は今まで観てきた数々のエリザベートのなかで、今回が1番!人々の交錯する想い、切なさのようなものを感じた気がします
うん、贔屓目じゃなくて、そう思いますっ
これで退団のらんちゃん(蘭乃はなちゃん)も、サブリナで元気にポニーテールを揺らしていた頃が嘘のように、エリザベートの波乱の人生を演じ切っていて驚いてしまいました
そしてそして
同じくこれで退団の、我が同期のいちか(桜一花)のゾフィーは、彼女らしい、なんというかリアリティのあるゾフィーで
素晴らしかった…
実は子役もとっても上手とは、これが初見の人には想像もつかないよ~!
これで雪へ組替えのだいもん(望海風斗くん)のルキーニも、自在な歌唱力を存分にいかして生き生きと舞台の上に息づいていて
あー…
このまま組子全員の感想を書きたい位なのですが、そうもいかず
もどかしい…
下級生だった子たちも驚くほどこの作品を通して成長していて
舞台が人を育てるとは、これ真実だなぁとつくづく思いました
私は月組時代に研7でエリザベートに出演したのですが
「あの名作に出られる!」という嬉しさと緊張感で迎えた集合日から一転
いざ稽古が始まってみると、免疫のないウィーン・ミュージカルのハモりやリズム感に全くついていけず、日々小池先生にしごかれ撃沈の連続だったことを思い出します
きっと今回も、幕が開くまでは容赦ない、いばら道のりだったんだろうなぁ…
みんなの精進っぷりが舞台のそこここに垣間見られて
あぁ、感動
ワタクシ退団してもしばらくは、半分同業者の感覚で宝塚の舞台を観劇していたものですが
(だから終演後に異常に疲れ果てるという)
最近では少しずつ、板の上に立っていた感覚をリアルに思い出すような事もなくなり
どちらかと言えば完全にお客さんサイドとして楽しんでいたのですが
昨日は久しぶりに、昔の記憶がまざまざと蘇ったり
名作に一丸となって取り組む花のみんなの真摯な姿に、自分は確かにここに居て、この仲間たちと過ごした時間があったのだと再確認させられて
なんとも言えない温かい優しい誇らしい気持ちに満たされました
トラベラー氏も、ひとしきりこの作品の感想を熱く語ったあと
「宝塚の人はみんな頑張ってて凄いね!僕ももっと頑張ろうっと」
とまるで模範解答のような意見を述べておりました(笑)
でも
ホントにそうだね!
花のみんなから沢山のパワーをもらった、幸せな観劇でした
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