あれよあれよという間に
台湾最終日です
そんな本日は、
お義母さんが台湾流『大根餅』の作り方を教えてくれる事に…
大根餅は、すり下ろした大根と米粉を蒸して作る、台湾の朝ご飯の定番中の定番!
朝だけじゃなくて、ホントに良く食卓に登場します
私はこれが大好きで、日本でも良く自己流で作っていたのですが、今日は本場の味を学んだぞ
大根をミキサーにかけて、お水と在来粉という米粉を混ぜて弱火で半生の状態まで煮てから、蒸かします。
結構簡単そうで、この煮加減が難しい…
一緒に作りながら、お義母さんが台湾へ嫁いできた頃のお話なんかを、色々と聞きました
(トラベラー氏のお母さんは日本人なので)
当時はまだどの家もガスが通っていなくて、お料理は全部火をおこして作っていたとか…
水道の蛇口が家の中にひとつしかなくてびっくりしたとか…
そりゃあびっくりしますわ
今は日本とほとんど変わらない生活水準だけれど、ほんの一昔前まではそんな感じだったんですね。
しかも当時はまだ戒厳令がひかれていて、政治の話なんて絶対に口にしてはいけない様な危険な状況。
そんな中台湾にお嫁に来て、台湾の大家族の中で4人の子供を育てたなんて
普段は本当におっとりとしてらして、とにかく優しいお義母さんですが
偉大です…
そして、旦那さんを愛して信頼していたからこそ、未知の国へ飛び込んでこれたんだろうなぁと
ホント
私ごときが
「台湾の○○は変~!不便~!」
とかぶーぶー言ってはだめだなと反省しました
そして、コメントで頂いた
「台湾は義理のお母さんが絶対で逆らえないというのは本当ですか⁈」
ですが…
我が家は有難い事に全然そんな事はないです
でも、周りを見まわしてみると
確かにそんな感じは往々にしてありますね!
「義理のお母さんが」と言うより、
『お母さん』
は、なにを差し置いても絶対に1番
みたいな感じかな⁈
私が印象的だったのは
台湾での披露宴の時に、ホテルの担当の方に
「披露宴当日は母の日なので、私は田舎に帰らないといけないので居ません!」
と言われた事。
良く分かっていなかった私は
(((゜д゜;)))⁉︎となりましたが、
そう
台湾では母の日はとってもとっても大切な一大イベントで
当日は田舎に帰るのはモチロン、レストランで家族で食事してお母さんに愛を伝えるのがマストなのです
でもまぁ、それ位ならとっても素敵な習慣じゃない?という感じですが
日本人から見ると、それはもはや立派なマザコンでは…というような事態もあり
私が心底驚いたのは
台湾のアイドルの男の子たちが誕生日のファンイベントなんかを開催する時には
よくよくお母さんが台上に登場している事
そして、熱い抱擁とほっぺにkissの後で
「今日は僕のために集まってくれて本当にありがとう!僕が世界で1番愛してるのは…」
当然、「ファンのみんなだよ」と続くと思いますよね⁈
そこで、満面の笑みで
「お母さんだよっ!僕を産んでくれてありがとう 僕のお母さんは世界一のお母さんだー‼︎‼︎」
と続くわけです。
日本人的には、いやいやいやいや‼︎と猛烈に突っ込みたいところですが、
これも台湾だと
『お母さん想いの素晴らしい息子』として、むしろ高評価みたい。
いやはや
南国だけあって、見事な母系社会です!
でも…
よくよく考えてみると…
この国はそもそも
お母さんだけじゃなくて、『女性』がもの凄く主導権を握っているような気がする
なのだけれど
長くなっちゃったので
この話はまた次回に続ける事に…
出来上がった大根餅
これを薄くスライスして、フライパンで焼き色をつけて、にんにく醤油で頂きます
美味しい~
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