まる得マガジン 2016年6月9日(木)放送
健康と美容に役立つ!オイルの賢い使い方④ 「菜種油」
健康志向の高まりから、今「オイル」に注目が集まっています。オイルは
どれも同じではなく、種類によって特徴があり、体によい影響を与えるものもあれば、悪い影響を与えるものもあります。オイルの特性を理解して上手に活用することが健康への第一歩なのです。
そこで管理栄養士の堀知佐子さんを講師として招き、オイルの選び方から
調理法まで幅広く教えていただきます。
第4回目は「菜種油」をご紹介します。
菜種油は菜の花の種子を搾ったオイルで、菜の花をゆでたときのような香りがあります。オメガ9系脂肪酸のオレイン酸を6割以上含み、魚油と同じ
働きをするオメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸も1割ほど含みます。
ビタミンKを多く含むのが特徴で、ビタミンKはカルシウムが骨に蓄積するのを助け、体外に流れ出るのを防ぐ役割があるため、骨粗鬆症の予防が期待できます。
熱に強くサラッとした口当たりで、揚げ油に使うと揚げ上がりがカラリと
軽く、揚げ色も鮮やかになります。油が劣化しにくく、繰り返し使えるのも大きな魅力です。生でも食べられるので、マヨネーズやドレッシング作りにも向いています。
堀知佐子 「根菜のかき揚げ」
くせのない菜種油はいつものよりカラッと揚がり、揚げ色も鮮やかです。
安定性の高い脂肪酸が多く入っているので、冷めてもべたつきません。
●根菜のかき揚げ
材料(2人分)
・ごぼう 40g
・にんじん 30g
・れんこん 40g
・みつば 5g
・小麦粉 20g
・水 大さじ1
・菜種油 カップ1
・塩 適量
<作り方>
1 ごぼうは包丁の背で皮をこそげ取り、ささがきにする。にんじんは皮をむいてせん切りにし、れんこんは皮をむいて薄い半月切りにする。みつばはザク切りにする。
2 1をボウルに入れ、小麦粉(20g)と水(大さじ1)を加えてサックリとあえる。
3 鍋に菜種油(カップ1)を高温(180℃)に熱し、2を菜箸で直径5cmくらいにまとめて入れ、時々返しながら表面がカリッとするまで揚げたら
完成です。
堀知佐子 「自家製マヨーネーズ」
くせがない菜種油はマヨネーズ作りにも向いています。なめらかで程よい
酸味のマヨネーズで、作りおきもできます。
●自家製マヨーネーズ
材料(作りやすい分量)
・卵黄 2個分
・塩 小さじ1
・酢 大さじ2
・菜種油 カップ1
<作り方>
1 ボウルに卵黄(2個分)と塩(小さじ1)、酢(大さじ2)を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせる。
2 菜種油(カップ1)を1に少しずつ加えながら混ぜ合わせ、乳化させたら完成です。
※清潔な保存ビンに入れて、冷蔵庫で1ヵ月間保存できます。
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