キミのココロに留まるためには、
やさしさや誠実など必要ない。
誰よりも醜く、裏切るだけ。
あのオトコがキミにしたこと
キミがあのオトコにしてあげたこと
そのすべてを、キミはボクに
いともたやすく、してくれても
物欲しげに見上げるうるんだ目の奥に、
悲しくもしたたかに
「モウ、ケッシテキズツイタリシナイ」
どんなに高くボクの誠実を重ねても
あのオトコがキミの心に
深く刻んだ谷に
すべて吸い込まれていく
もし、ボクがキミのココロに残るには
あのオトコよりも、残酷に
キミを傷つける以外ないのだろう
そんなことを考えて
萎えていくココロとカラダを
薄っぺらな欲望で鞭打って
ぎこちない笑顔でキミにこたえる