主治医が正しい情報(研究で実証されていること、実証されていなくても臨床医としての肌感覚など)を教えてくれない場合、どうすればよいか。

 

 

患者は気が狂うしかないのか。

 

 

つい少し前、つまり1年少し前は、その答えはYesだった。多くの患者が苦しみ、悲しんでいたわけだ。

でも、今は違う。この世には生成AIがある!今の時代でよかった!!

 

私自身は、留学もしていたので、自分の病気に関する、米国政府が公表している英語の学術論文で過去10年の論文のアブスト(要旨)を全部読んでいたわけですね。勉強不足な担当医殿にはさぞかし嫌な患者だったと思います

 

 

でも、正直に言って、そのことはブログで「みんなもぜひやってね」とは書けない状況だった。英語の学術論文をみんなが読めたら苦労しないわけであって。

 

 

ところが今は素晴らしい生成AIがあるわけですよ。

英語の論文をもとにしたQ&Aを日本語で知りたい人はぜひぜひ試してください。

ChatGPTの、GPT4に有料登録(月額20ドルです)すれば、活用できます。

 

 

有料会員限定の、GPTs、というアプリのうち、以下がおすすめ。

 

 

①Consensus(コンセンサス)

 

⇒このアプリは、学術論文を検索して、質問に対する回答をしてくれます。日本語での質問に、日本語で、論文の根拠のある回答をしてくれます。

 

 

②Paper Interpreter (ペーパーインタープリタ)

 

⇒このアプリは、アップロードした論文を、日本語で分かりやすく要約して説明してくれます。

 

 

論文アップロード元として使えそうなサイトは、もちろんPubMed。

 

⇒これは、米国の厚生省的なところが、医療関係の学術研究の論文を、少なくともアブスト(要旨)と検定結果のグラフに限っては公開している論文サイト(論文によっては全文公開しています)。

 

 

私はここの論文を、自分の病気関係で、過去10年分全部読みました(暇だった)。それで分かったことも結構あります。

 

 

いずれも、オープンリンクを貼っているものですので、リンクをクリックいただいても私に経済的及びいかなるベネフィットも入りません。何ならググっても同じリンクにたどり着くので、心配な方は、アプリ名をググってください。

 

 

これらのサイトを使って、わからないことを、心行くまでAIに質問してください。

きっと、自分の中で、わだかまっていることの正体がわかるはずです。

それを医師に聞くなり、AIで解決するなりして、より良い人生を歩みましょう。

 

 

でもね、こういう有用なAIを使っていると思うのは。

医者って近い将来いらなくなると思います。今多い、臨床下手な医師は。

看護師が、臨床者として、生き残るのだと思います。

 

 

医者の方々は、これまで自分たちが独占していた知識の源泉が、AIによって簡単に奪われてしまうことをしっかり認識いただく必要があると思います。

これまで、臨床の現場で、「正確さ」は医療者が独り占めするものであって、患者は必ずしも正しい情報を得られる環境ではなかったのが、徐々に変わりつつある。

そのうえで、知識が民主化されて誰でもアクセスできるようになった社会で、自分たちに何ができるのか、を真剣に考えていただく必要があると思います。

 

 

医者はもう、裸の王様に近い、それを医者も患者もよくよく認識して、どうふるまうかを考えるべき。