「QコちゃんTHE地球侵略少女」 著者: ウエダ ハジメ
一回目は、とりあえず記事の件数が少なすぎて悲しいので、某所で以前に書いた
QコちゃんTHE地球侵略少女 著者: ウエダ ハジメ
の紹介でいきます。
スタイリッシュで独特な絵柄と、某ガンダム等に影響を受けたと思われる台詞回しで、
一部で熱狂的な人気を博している、ウエダハジメのオリジナル作品。全2巻です。
2巻で終わってると気付いた人は案外少ないんじゃないかという、打ち切り色濃厚なラストでした。
あらすじとしては、近未来の戦時下で、地球にやってきた「お人形」と呼ばれる生命体に
少年少女が乗り込む…といった感じです。
絵柄のポップさとは裏腹に、内容は結構ドロドロしています。
すばり、力を持つことによって明るみに出る、人間のエゴ!といった感じかも。
(正直、マガジンZじゃなくてコミックビームあたりででやってくれてたら、打ち切りは無かったかもなぁ、
というような根拠の無いことを考えたりもしましたが、閑話休題。)
*以下ネタバレ要素を含みますので、注意*
「幼なエゴが乱舞する。」 というオビの文句そのままですね。
子供たちが「お人形」に乗り込んで顕在化するのは、 彼らの心の暗黒面そのもの。
「お人形」という力さえなければ、姉は弟への憎悪が殺意にまで発展することもなかっただろうし、
少女は友達への依存に対する苛立ちを表に顕さなかっただろうし、
少年はそのイノセンス故の破壊衝動が暴走することもなかっただろう。
Qコの謀反は、少年少女の救済への謀反であり、それは少年達(人間自体かな)への諦観か、
力を与える事に対しての疑念か。
では大人たちは、というとこれまた平気で人を殺せるようなのばっかり。
結局大人も子供もエゴにまみれているんだけど、子供はそのイノセンス故にエゴが剥き出しに
なってしまっている、といった感じでしょうか。
これじゃあ侵略されちゃってもなー、と他人事のように思ってしまう。
まぁイノセンスの闇みたいなのは、はっきりと読み取ることができる。
まだ2~3回しか読んでないのでアレだけど、矢鱈にわかり辛い 内容は、読み手を選ぶと思う。
わかっちゃってるような台詞回しがえらく多いので、 そこが一番の難点か。
面白いんですが、じぶん好みの話かというとどうかなーという感じ。
