ひとりごと! | ジャズ格闘家のジパング旅日記
廃棄食品転売事件、高速バス事故、最近のこの一見違なる二つの出来事、俺には現代社会の歪みが起因してるとしか思えないんだよなぁ。

マスコミはいつものごとくバス会社やツアー代理店、転売した食品卸業者等の悪行を追求することでしたり顔(偽善者ぶる多くのコメンテイターと共に)そして一月もすれが多くの人々の記憶からは忘れ去られるし。

廃棄食品転売事件についてだが、誤解を恐れずに言うと「そんなに悪い事?」この事件を聞いた時の正直な感想。
大量生産、大量消費によって利益のみを優先し、品切れを悪とし、コンビニなどにも見られるように大量の食品が毎日廃棄される。地球上に存在する多くの飢餓について今更書く必要もないでしょうが。食べられないかもしれないビーフカツ、チキンカツ、とんかつの為に日夜家畜は殺される。南無阿弥陀。

かつて人間は食べるだけのモノを殺し、その収穫を神に感謝したものさ!覚えてる?
捨てるくらいなら俺だって冷凍カツ買ってたよ。

日本人は戦後の経済成長の呪縛から抜け出せない、右肩上がりの成長を企業のみならず個人レベルでも求められる、求める。旅行代理店やバス運行会社だってそうだ、運転手だってそうだ。
客だって安くスキーに行きたいさ。利益上げたいさ。テレビで見る有名人のような豪邸に住みたいさ、食品卸業者のおっさんだって!

法治国家である以上法を犯した者は当然断罪されるべきだ。が、

法律を作る議員や公務員はその身分や収入を保証され、国民にのみ痛みを強い、清廉潔白も求める。

日本人は金儲けは巧い、芸術の鑑賞力は貧しい。映画や音楽も海外で評価されればこぞって観に行く。如此、戦後日本人が失ったものは大きく、このまま経済至上主義、グローバリゼーション=米国流のままでは、今回ような事件事故は繰り返し起こることは火を見るより明らかだ。