大相撲の危機! | ジャズ格闘家のジパング旅日記
神道という日本古来からの宗教に立脚した大相撲、これはスポーツでもあり、また興行である、この3つの要素がバランスよく我が国の伝統を継承して来た。

これを近代スポーツのそれと比較したり、それだけを求めた途端、大きな矛盾を露呈し、今その存続が危ぶまれている。

グレイな部分が有ることが、あらゆる宗教を存続させ、またその神秘性を与えている考える。

また興行と言う側面から考察しても、観客動員を考えれば、話題性を高めるための操作、つまりアングル(選手のバックグラウンドや、対戦相手との因縁をつくる等)をつけたり、時々にスター選手をつくるとかはあたり前のことと言っていい。

かつて、ジャイアント馬場のネックブリーカードロップや猪木のコブラツイストが「あれは本気でやってる」と信じていた多く人達のように、本当に日本人はナイーヴだ。

最初のあやまちは相撲協会が「あれはガチンコです。」などと言ったからいけない。「どっちでしょう?それは観てるあなたが判断してください」とか言っておけばこんな問題にはなっていない。

今の時代にチョンマゲして着物来て、戦う時はけつが丸出し、ある時は大きいしめ縄を腰につけてパフォーマンス、おもしろいじゃない!こんな楽しいもの無くしちゃうの!

7勝7敗の力士に既に勝ち越している力士がひとつ星を譲る、日本人であれば誰でも持っている、侍の情け?なのか、個より公を重んじる精神なのか?儒教の精 神なのか、いずれにしても私は誇るべき精神であると思う。まさに相撲が神事であると思う理由はそこにあるのかもしれない。

これ以上力士を調査して何を掘り出そうとしてるのか?
そもそも”ドヤ顔”で「こんなメールみっけた」なんて、公表した警察は本当に不粋、日本の伝統文化を傷つけた罪は大きい。

携帯電話のメールから発端したこの問題、ポイントは、昨今のIT Globalizationのおかげで世界中で民衆を動かし民主化デモや反政府運動に発展、これらに見られるようにもう旧態依然としたものは今の世の中、生き残れないかもしれない?