この度の西日本を中心とした豪雨で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。



予想を遥かに超えた被害状況です。

尾道市は土曜の午後より断水となりました。
尾道市の給水元である本郷取水場(三原)が水没したため、復旧の目処が立っていないとのこと。

給水所が各地で開設されていますが、
どこも長蛇の列で3時間並んだと言われる知人も。。。
何より、片道一車線かつ道が狭い場所の多い尾道の土地柄、どこへ行くにも渋滞のようです。

わたしは以前から尾道市の防災メールに登録していたため、市から発令される避難指示や警戒メール、情報提供等をすぐ受け取ることができ、助かっています。

こちらです。
尾道市安全・安心メール 配信サービス

尾道に越してこられたばかりの方などは特に不安だと思います。

今も土砂災害における避難勧告が出されているようです。
少しでも情報提供につながりますように。



わたしはといいますと、今、広島の実家にいます。

実は、土日に広島で用事があり、
決行とのことだったので、
金曜の午後、2人の息子と一緒に車で移動を始めました。
この時点で公共機関は全て運休しており
高速は全面通行止めになっていましたので
下道で行こうとしましたが、道路は大渋滞。
三原に入るまでに1時間近くかかりました。

一車線なので引き返すにも引き返せず。

三原通過中は、すぐ横の沼田川の水位がかなり上昇しているのを目の当たりにし、
命の危機を感じました。
渋滞でどこにも逃げ道がない状況だったのです。

幸いにも氾濫する前に三原を抜けられましたが
竹原通過中にスマホの充電がなくなりました。
スマホが古いのもあり、すぐ充電がなくなるなぁと最近気づいていたものの、こんなに早く切れるとは正直思っていなくて、連絡手段を失った時はさすがに焦りました。


5時間経ったとき、まだ東広島までしかたどり着けず、実家まではあと40km。
あたりは暗くなり、雨足も時に強くなったため、
息子たちのことを考え、ひとまず西条に引き返す決断をしました。

西条は大学一年の時だけ通った街ですが
コンビニもホテルも充実しているのを知ってたので、とりあえず寝床を確保しようと思ったのです。

充電器を求めて立ち寄ったコンビニの店員さんが買う前に電源を提供してくださり、本当にありがたかったです。

ホテルは満室のところが多く焦りましたが、
幸いにも泊めていただけるビジネスホテルが見つかり、そこでお世話になることに。
この時点で21時を回っていました。

とりあえず息子たちのご飯とお風呂に入れ、
寝かしつけて落ち着いたのが23時すぎ。

テレビには見たことのない色の土砂災害危険度マップが映し出されていて、怖くてなかなか寝つけられませんでした。

翌朝の7/7、幹線道路があちこち通行止めになっていることを知り、西条を出ることをあきらめ延泊手続きをしました。
そのときは意外と冷静で、朝一で必要物資を調達したりガソリンを入れたりしたのですが、まわりは特に変わったこともない様子でした。
午後から尾道が断水と市からの連絡を受けたので
洗濯物をしたりしてホテル内で過ごしていました。
偶然取れたホテルでしたが、設備も充実してて、そこまで不自由なく過ごせました。

しかし、次第に被害状況がわかってきて、
夕方同じスーパーに行った時には水、パン、一部食料品はほとんど消えていて。

明日からどうしようかなーと考えながらひとまず寝ました。

帰宅難民3日目、
新幹線が平常運転を始めたとの情報が。

道路の復旧にはかなり時間がかかりそうだったので、車を残して新幹線で移動する決断をしました。

尾道に戻るか、実家に行くかで悩んだのですが、
尾道の断水の復旧作業の目処が立っていなかったので、車をおいて帰る以上、車がなければスーパーはもちろん給水所にも歩いて行くのはかなり遠くて大変なので、仕事で尾道に残っている主人とも話し合い、実家で甘えさせてもらうという選択をしました。

昨日は主人がたまたま休みだったので、
新幹線で東広島駅まで迎えに来てくれ、そこから広島へ。
荷物もあったので本当に助かり、何より心強かったです。

無事実家に戻れ、
安堵したのもあり昨夜はいつのまにか寝てしまいました。

今回大事な息子たちを巻き込んでしまったことに心が痛みましたが、預けてるときに被災しなくてよかったとも思ったり。。。

断水のこと、道路のことが解決しない限り
尾道に戻れそうにありませんが、
一刻も早く復旧でき、これ以上被害が拡大しないことを心から願っています。

新幹線が通ったとはいえ、道路があちこち通行止めになっており、在来線も止まったままなので、東広島、竹原、三原も食料などが不足していると思われます。
その他の被災地域もそうです。

流通手段がほとんど閉ざされている状況ですが、
支援物資が一刻も早く被災地に届くよう願います。


心配して連絡をくださったみなさま、
ありがとうございました。
わたしたちは無事です。
尾道の自宅も無事のようです。
一人一人になかなかお返事ができずごめんなさい。


今回のことで週明けのレッスンは中止とさせていただきました。
楽しみにしてくださっていたのに申し訳ありません。


大変な状況がしばらく続きそうですが、
みなさま乗り切れますように。