2014年、10冊め。桜木4冊め。
2013年上半期の直木賞受賞作品。
「シャッターチャンス」
一介の事務員で古株の美幸は、ホッケーで輝いていた貴史と既に廃墟となったホテルローヤルで
ヌードの撮影を頼まれる。なぜその部屋だったか・・・
「本日開店」
観楽寺住職の妻の仕事は、檀家に奉仕し御布施をもらうこと。しかも代替わりしても続き・・・。
檀家の一人が田中大吉と書かれた骨壷をもってきたので預かった。
「えっち屋」
父大吉がローヤルを建て三十年、高校卒業のとき母が家を出て十年、雅代は廃業させる。
最後に出入りの業者と寝ようと、廃業の原因の一つとなった自殺者がでた部屋に行く。
「バブルバス」
夫が自営の電気屋をやめて大手チェーン店の主任となったが忙しいばかりで家計は厳しい。
そんなとき、観楽寺住職が御経をあげに来ず、そのお金で夫婦でホテルローヤルに行く。
「せんせぇ」
妻が、妻を紹介してくれた校長とその前から続いていたと知り、愕然とする教師。
その教師に、父も母も家を出て行った女子高生がついてくる。
「星を見ていた」
ローヤルの清掃係をしているミコ。仕送りをしてくれた次男坊が殺人で捕まる。
「ギフト」
大吉は、ラブホテル建設で勝負に出るが女房子供には出て行かれる。
でも二十も年下のるり子に子供ができ、箱入りのみかんを送る。
その蓋には「ローヤルみかん」と書かれていた。
なんか、哀しい感。
いかんともしがたい状況の中、人は夢を見るが。
現実は厳しいー。はあ。