東日本大震災を舞台にした書。
 
震災復興に奔走してきた職員が殺され、同僚のキャリアが第一容疑者。
 
嫌悪感も持たれるだろうなあ、と思ったし、実際、わざわざ震災を舞台にするかねと思った。
 
けれど著者もそれは覚悟上で書いたんだろう。
 
震災は終わっていない。震災では、支援の名の元に酷いこともあるのだ。
 
NPOの中にも胡散臭いのはいるだろうし、でも本当に支援に奔走する人もいるだろう。
 
どの件が本当に震災であったことで、どっからがフィクションなのか。
 
その辺が嫌悪感になったりするんだろうなあ。
 
書籍レビューに、「帯を見て不快に思って、読んでいない」というものもあった。
 
小説としては、トリックを明かす部分に唐突感があった。
 
面白いと言っていいのかどうか。内容ではなく、設定に。