「泣きながら生きて」という番組を見た。
 文化大革命に人生を翻弄された中国人の父親が、日本にやってきて上海に残してきた妻と娘に仕送る。最初、日本語学校に行くために来たのにその学校は釧路の更に田舎にあった。借金をしてやってきた中国人達は、日本語を勉強しながら働いて借金を返していくつもりだったが仕事がない。それではやっていけないのでそこを脱出し東京に出てひたすら働く。娘を海外の大学に留学させるために。東京へ来たとき既に不法滞在者になったため上海には帰れない、一度戻ると再度日本に来ることができなくなるため。それから8年帰らず、娘はニューヨーク州立大学に合格しNYに行くときに東京に寄り8年ぶりに再会。更に5年後、NYの娘に会いに行く妻が東京に寄り13年ぶりに再会。そして2年後、上海に戻る。
 この父親はすごい。中国人で不法滞在というとイメージ最悪だけど、この父親は深夜までまじめに働く。娘の為に。毛沢東の文化大革命という愚策の為に16歳から10年間、下放させられ勉強できなかったため文化大革命が終わったときに何も残っていなかった。中国は日本に対して歴史認識を何度も言うが、自国の歴史認識こそきちんとすべきだ。最近でこそ文化大革命は失策と考えられているらしいが、それでも毛沢東は成功7失敗3らしい。失敗3で数千万人が殺されたんではたまらんだろう。自国の歴史こそ振り返って再考しろ。という憤りが起こるほど父親は働いていた。自分には何もない、教育も受けていない、だから娘には受けさせたい。娘には重いかもしれないが、娘はそれに応えて医者になるから救われる。あれで・・・だったら・・・。
 お父さん良かったねぇ、だけでは済まされない、中国という国・指導層に腹が立った番組だった。当の父親は、そういったことに一切愚痴を言っていなかった。