一ヶ月かかってようやく村上龍の「半島を出よ」を読んだ。
北朝鮮が福岡を占拠する話なのだけど、折りしも現実では北朝鮮が核実験を実施しニュースで連日のように流れる。虚構の世界と現実がごちゃまぜになってしまい、本当に北朝鮮が攻めて来たら恐らく日本は防御できないと感じた。いくら安倍が訪中訪韓しても、実のところ核実験が失敗していようとも無関係で、その気になればテロは防げない。万一、本と同じように北朝鮮が数人で人質をとり立て籠もっても日本政府は何もできないと思う。法律や憲法が云々という議論がされるだけで結局何も決定できないのではなかろうか。何せ現実において北朝鮮船舶を「臨検」するのにも憲法がどうだこうだで他国が実施する後ろでどんな感じなんだろーと見ていることしか出来ないようだから。
 武器や戦闘シーンや人が死ぬシーンや拷問などの描写は詳しい。そんなに武器の説明が必要なのかと思うくらい。登場人物の描写はそれぞれ引き込まれるものがあった。最後は無理やり終わらせている感もする。タイミング的には良いときだったと思う。