私は今、メンバー80名規模、6チームのマネジメントをしています。
直接見るのは6名のチームリーダーたちなのですが、
普段、メンバーとも1on1などコミュニケーションをとっています。
私はリーダーに対してフォローやフィードバックなどを行い、
リーダーは所属するメンバーのフォロー、育成、フィードバック、一次評価などを行う。そんな構成です。
最近、リーダーがメンバーの声をあまり聞けてない、ということがちょくちょくあります。
どこでそこに気づくかというと、私とメンバーとの1on1の中で、リーダーに対する悩みが出てきます。
「話が長い」「依頼した仕事や締切を忘れている」「誰々には甘いのに自分には厳しい」などなど、
普段あまりコミュニケーションをとっていないからか、話しやすいからか、結構な頻度でききます。
リーダーに直接言える場合は、言い方をアドバイスし、チーム内部で解決しないかを考えてもらいますが、
そういう延命措置も限界に来ることがあります。
それがまさに今週でした。
10人規模のチーム、チーム規模はそれほど多くないのですが、リーダーと特定メンバー(Aさん)の関係性が良くはなく、
Aさんの怒りというか愚痴を、他のメンバーが残業時間に延々聞かされるという相談が入った。
これをきいたリーダーは、「メンバーの残業時間に愚痴を言って拘束するのは何事だ!自分も我慢してきたがもう限界だ!」と、
さらには「チームから追い出してほしい。」という要望が私に来ました。
最後の要望はメールで、さらに金曜日の定時後にきていたので、私は夜にメールを見て気づき
返信をしていない状況です。(まさにリアルタイムで進行中なのです。)
来週にはこの問題を解決しなくてはならず、自分の考えを整理するために、こうしてブログに残します。
リーダーの立場としての気持ちを想像してみる
リーダーからのメールには、以下のキーワードがありました。
・メンバーの時間を奪うのは我慢ならない
・今までも我慢していたが、我慢の限界
・クライアントからもいろいろ依頼がきて忙しいのに
・一人に振り回されるチームメンバーがかわいそう
と、まぁ、当たり前な言葉が出てきますね。
愚痴をいったメンバー(Aさん)の気持ちを想像してみる
愚痴をいったメンバーとは、私も定期的に1on1をしていますので、そこから類推するキーワードはこんな感じ。
・自分の体調面を理解してくれない
・パワハラ的な発言がある(〜〜だからやらなきゃでしょ、的な)
・指示がない、情報共有がない
・せっかくやってあげたことに何の反応もない
・サブリーダーも何をやっているか、考えているかわからない
ちなみに、リーダーとメンバーの年齢層は40代後半で近い世代です。
相談のあったメンバー(Bさん)の気持ちを想像してみる
愚痴を言われたメンバーから今回の相談を受けたので、このメンバーの気持を想像してみる。
ちなみに、このBさんは、チームの中でサブリーダー的な立ち位置です。
・自分もやることがあって残業しているのになんでつきあわされなければいけないのか
・愚痴を言われるだけでも気分が滅入ってしまう
・リーダーとメンバーの関係性が悪いことがチームにも伝播してしまうのは嫌だ
愚痴を言われる側の気持ちとしては、まぁ、そう思いますよね。
実は他のメンバーからも相談があった
この一連の流れでのリーダーからの訴えをメールで受けている最中、
同時に他のメンバー(Cさん、Dさん)からも私あてに相談メールが入っていました。
■Cさん
・最近のチームの雰囲気が悪い
・特定の2名の関係性が最悪、復旧できなそう
・このままではまずい
■Dさん
・みんなから笑顔が少なくなっている
・自分もなんとかしたいが動きづらい状況
※Dさんは、Bさんにはフォローしてもらったりといつも感謝をしている。
さて、関係者が増えてきました。
いよいよチームとしてのバラバラ感がリアルになってきました。
私も、考えを巡らせています。さて、どうしたものか・・・。
リーダーはどういう存在であるべきか
「リーダーとは」というキーワードでググったりすると、いろんな情報が出てきます。
・判断すること
・ビジョンを示し、ゴールにメンバーを連れていく などなど
まぁ、これらは当たり前の話なのですが、主体が「チーム」になっています。
私がリーダーにどういう存在であるべきかと考える部分に、
「セルフコントロール」があります。
リーダーは、常に自分の仕事も感情もコントロールできないといけないと思います。
メンバーを下に見るわけではなく、目的を達成するためのパートナーとして接するためには、
相手によって感情がコントロールされては、リーダーとしての資質はないと思います。
メンバーからの愚痴などの挑発に対して感情で反応すると、それで終わりです。
怒りの感情を見たメンバーは、怯える、呆れる、など様々な負の感情を表し、チームが崩壊します。
どれだけの怒りがあっても、コントロールされるのではなく、自分の感情をコントロールして
まずは落ち着いて状況を把握することが重要だと思います。
そういう点では、今回のリーダーの「我慢ならない」という発言は、完全に相手にコントロールされています。
我慢できないなら、直接文句をメンバーに言えばいいのですが、感情をコントロールできない状態でいえば
喧嘩になるだけです。ビジネスの場で感情で喧嘩をするほど、意味のないことはないですよね。。
文句を、フィードバックとして事実を伝えることに変換すれば、それでよいと思います。
対策1:Bさんに事実を伝える
Bさんが実際に行ったこととして、「残業時間に愚痴をいって、メンバーを無駄に残業させた」ことです。
これは明らかに業務上不要なもので、生産性もないため、これをやめてもらうように指導する。
ただ、なぜ愚痴をいったのか、という点をきいてあげて、それがリーダーに原因があるのであれば
リーダーにフィードバックをする必要があります。
事実はBさんがおこしたものですが、その背景にはリーダーの影響があるのであれば、
間接的にリーダーも今回の事象を起こした原因の一つになるからです。
リーダーへのフィードバック
ただ、おそらく今回の件、リーダーは納得できないでしょう。愚痴をいったのはBさんで、
Bさんが悪いわけで、自分は我慢しているだけでむしろ被害者なんだと。。
リーダーなんだから、メンバーをちゃんとコントロールできなきゃだめでしょう、と一掃するという
考えもありますが、それをいっちゃあマネージャの私もマネージャの資格はないと思います。
あまりのボキャブラリーのなさですし、結局、Bさんに対してリーダーが思っている感情と
私がリーダーに思っているものが同じレベルなんですよね。
ですので、別の方法を考えて、リーダーも納得する方法にしていかなければなりません。
そこで、各メンバーとの過去の私とのコミュニケーションを振り返ってみます。
Bさん以外のメンバーも、リーダーとのコミュニケーションには悩みをもっていました。
・周知される情報が遅い
・普段何をやっているかわからない
・依頼した仕事を忘れているのに急に締め切りがやってくる
・こちらの状況を理解しない催促がくる
・信頼できない
(あぁ、、文字にすると、リーダーの資質があるかどうかが自信なくなってくるのですが、
リーダーの資質や選定方法の悩みはまたいつか別の記事で書こうと思います。)
お気づきだと思いますが、Bさん以外のメンバーもリーダーに対して
ある一定の思いをもっているのです。
さらに、「定例で実施しているミーティングの中では、だらだらと話しをしたりして
アジェンダが終わっているにも関わらず、時間を潰している感覚がある」という話もありました。
これって、リーダーがBさんに対して思っていることとほぼ同じなんですよね。
つまり、リーダーは、自分自身に対するメンバーの不満を吐露しているのです。
さて、こうなってくるとフィードバックが難しくなります。
対策2:リーダーに事実を伝える
とはいっても、リーダーもこの事実を知っておかないといけないと思います。
例えば、リーダーの要望通りにBさんをチームから外したとしても、
結局メンバーがリーダーに対する不信感をもっていたら、
いつか同じようなことが起きるからです。
対策3:リーダーとBさんと私で会話する
私が間に入って、個別に会話をしたあとは、3人で会話する機会が必要だと思います。
これは、結局第三者である私が間に入っても、その後の関係がずれこんだままだと
他のメンバーが悩んでいる「居心地わるい職場での継続業務」が解消されないからです。
普段業務に貢献いただいているのメンバー全員であり、
リーダーやBさんの立ち振舞によって、安全・安心な職場環境が脅かされることは避けたいです。
リーダーは、Bさんがいることが環境改善に大事だと思っていますが、
私は、そのBさんをコントロールできないリーダーがいることも
環境改善の障害になっていると思います。
結論として、リーダー、Bさんともにチームから外してもよいと思っています。
これはメンバーがどう思うかによりますが。。
対策4:リーダー、Bさん以外のメンバーと会話する
リーダー、Bさんとともにチームとしてやっていきたいか、というのは
私が決めるのではなく、やはりメンバーで決めることだと思います。
サブリーダーにはプレッシャーがかかると思いますが、このままの状態で業務を継続することが
ビジネス上、お客様にも迷惑をかけてしまいます。
これを解消するためには、それぞれの対策が必要ですが、
メンバー内でも認識をあわせる必要があると思います。
ですので、メンバーとの会話を通して、最後にマネージャである私が判断することになるかなと。
まとめ
つらつらと書いてしまいましたが、書きながら私も整理できました。
最初、私もリーダーからの相談に若干のイライラと感情をコントロールされてしまいました。
その場での反射的なフィードバックは行わず、ぐっとこらえて、この2日ほど考えて、記事に残し、
なんとなくな方向性がつかめてきました。
この結果どうなるかは、また気が向いたら記事で書こうと思います。
リーダーシップについて書かれているブログはたくさんありますが、
だいたいが、自身がリーダーになるためものばかりで、
マネージャがリーダーに対してどのようにフィードバックするかについては書かれていなかったので、
今回、自分の思考整理に記事を書いてみました。
脈絡もなく書いてしまい、読みづらく、、すいません。。
さて、明日からもまたがんばろうかな。まずは会話するためのメールを送ってみよう。