2023年2月読書まとめ(リンクのみ)

 



2月のお気に入り本

 

■リリアンと燃える双子の終わらない夏(ケヴィン・ウィルソン)

ラストの展開に胸が熱くなった。リリアンが真面目一辺倒でないから、子供たちとちょっと悪いたくらみをする時はなんか応援してしまった。前半のリリアンの過去語りはちょっと食傷気味にも感じたし、高校時代に1ヶ月だけルームメイトだった親友のマディソンになぜそこまで心酔しているのか不思議に思うこともあったけれど、リリアンがマディソンをどれだけ好きかは伝わった。リリアンがシッターとして以上に双子を思うのは、自分の境遇と重ねているところもあるのではなかろうか···。そんなリリアンに、共感しながら読んだ。双子はかわいかった。


 

 

 

■誰かがこの町で(佐野広実)

ハラハラして一気読みした。セレブ向けの住宅街で 起きた19年前の一家失踪事件を巡るサスペンス。同調圧力の恐怖。それにしても、街の中に犯罪はないから、犯人は外の人!街の外ではやりたい放題っていうのが見えるたびに、ゾワゾワした。

 

 

 


■今宵もお待ちしております3(北川みゆき)

過去の話に登場した人が出てきて、その後の活躍が見れたりして、良かった。仕事や恋に頑張ってるけどどうしても上手くいかない時があって、それを癒してくれる「更」みたいな場所があったら良いなぁ~。って感じた。彼氏にふられて、部署移動になって、積み上げてきたものが無くなった気がするっていう不安さがあっても頑張る主人公に泣けた。理解ある上司と、更でほっとしたときの安心に泣けた。全体通して、最後はほっとできる流れなのが良いよね。