雨 風 呂 -15ページ目

⚔ケンタウロス戦争【挿絵追加版】

 

もうケンタウルス族との戦いは100年にもなる。
私(ペイリトオスⅣ)もラピテース族の王として軍団を率いて久しい。
ケンタウルス族は狡猾、かつ残忍で獰猛である。
南の大陸アルカディアの奥地を本拠地としていた彼らが
北の大陸アッティカの開拓地にまで侵略してきた時からこの争いは始まった。
草原でのケンタウルス族の機動力は脅威である。
人間が一人で歩いて居よう物なら一瞬で狩られてしまう。
彼らは雑食だが肉も好む。狩られた人間がどうなったかは定かではない。

100年前の大惨事からこう着状態であった両陣営だったが
最近、ケンタウルス族に不穏な動きがある。
定期的にアッティカに来ては偵察を続け、こちらが警戒すると去って行く。
まるで再び襲撃の機会をうかがって居る様だ。
100年前の屈辱的悲劇。
それはケンタウルス族がこの地で戦争に慣れない我々を欺く様に街を襲い、
女、子供の多くをアルカディアへと連れ去ったのだ。
多くの家族を失った兵士達の悲しみは王国の苦しみ。
我々が立ち直るのには長い時間が必要だった。
そして我々はケンタウルス族への復讐を誓ったのだった。

過去に戦闘で傷付いたケンタウルス族を捕えたと言う記録もある。
しかし彼らは怪力で、捕えていた小屋ごと破壊し住民や家畜を襲った。
何度か捕えて縛り付けても逃げられないと分かると頭を地面や壁に打付けて絶命してしまうのだ。
なのでケンタウルス族の捕虜に生存者は居ない。
そもそも彼らの言葉も理解不能だ。ケンタウルス族陣営の情報も皆無だ。
この事も我々にとっては不利な条件である。
それに付け入る様にケンタウルス族は不敵な偵察を続け、住民を不安に陥れている。
私は敵に襲われる前に先制攻撃をする決心をした。
再び100年前の二の舞になる訳にはいかない。
アッティカの兵力をアルカディアへの最前線、海峡コリントスへと結集した。



薄曇りの夜明け前、投石器や石弓隊、槍歩兵を茂みに隠し、最前列に騎馬隊を置く。
朝焼けと共に陽の光がケンタウルス族陣営の野営地を照らす。
アルカディア大陸の東にあるヒドラ島に住むヒドラ竜騎兵団の兵力は強力である。
ヒドラ族は国家と言う組織を持たないが
唯一、ヒドラ島の土着生物ドラゴンを卵から育て手懐けている種族である。
ドラゴンの4つの胃から生成されるメタンガスが火炎の源だ。
彼らもケンタウルス族の脅威は感じていたので同盟を結び共同戦線を張ったのだ。
ケンタウルス族の機動力は脅威だが、突進している彼らは側面からの攻撃には無防備になる。
人間にはスピードで勝るが、それが4つ足獣の弱点だ。
ケンタウルス族の槍部隊を騎馬隊で迎え撃ち、側面から投石器や石弓隊、槍歩兵が攻撃する手筈だ。

指揮棒を掲げ、それが軍団全員の目に入るのを確認すると敵陣営へ向けて振り下ろす。
「突撃だ!」
騎馬隊は左右の茂みと沼地を避け中央の平坦な土地を全力で疾走する。
しかしケンタウルス族の槍部隊はなぜか進撃をしなかった。
すると左右の沼地から泥人間が現れ、カギ爪の付いたロープや網を投げ始めた。
ロープが足に絡まり倒れる馬やドラゴンに
その真っ黒な泥にまみれた人型の生き物は駆け寄って短剣で止めを刺す。
「なんだ、あれは?!何者なのだ、あいつらは!!」
後に続く騎馬隊も先発の倒れたドラゴンや馬に躓き、混乱は更に助長される。
「あの黒い化け物を撃て!」
弓や槍がそれらの泥人間に命中するとその者は悲鳴をあげ次々と倒れて行った。

その者達は泥に塗れて良く分からないが、人間の様な姿をしていた。
泥人間は矢で撃たれても恐れを知らず、
致命傷にならない者達は我々に向かって次々と突進してくる。
ケンタウロス族に向けて用意していた投石器部隊も不意を突かれて殺されていった。
生き残ったドラゴンは最初のうちはその泥人間に火を放っていたが
やがて可燃性ガスを消費すると生き残った泥人間に刺されて絶命してしまう。
既に軍団は機能せず、戦場は修羅場と化した。
そこへ槍を装備したケンタウロス族が大挙して押し寄せたのだ。



ケンタウロス族を迎え撃つつもりだった投石器部隊、石弓隊は軍列を離れ統率を失っていた。
何も防御手段を失った自軍にケンタウロス族に対抗できる能力は無かった。
溢れる悔し涙を拭いながら全軍団に叫ぶ。「撤退だ!!引き揚げろ、勝ち目はない!」
残った兵力を結集して懸命に応対するがそれでも泥人間の追跡は容赦なく、
またケンタウロス族の攻撃が更に軍団の兵力を削ぎ落していく。
もはや戦争では無かった、ただ生き残った者達だけが必死に逃げているだけだった。
途中コリントスから来る時に使った橋を生き残りの軍団が渡るのを確認すると壊してしまう。
こうすれば泳ぐのが苦手なケンタウロス族は踏み止まる筈だ。
橋を壊すまでに遅れて渡りきれなかった者達も追いつき、泳いで渡って来るが
幸い、ケンタウロス族、泥人間はそれ以上追おうとしなかった。
泥人間は泳ぎを知らない様だった。

自陣の砦に戻ると同盟関係にあるアテーナイ族の王、テーセウスが私の所に来た。
「ラピテース族の王、ペイリトオスよ。今回は残念だった。予期しない事態だ。」
「友よ、私は大変な事をしてしまった。私の失態のせいで多くの仲間を犠牲にしてしまった。」
項垂れる私にテーセウスが私の肩に手を置いて言う。
「確かに作戦は失敗に終わった。しかし悪い事ばかりでは無い、戦利品を持って来たぞ。」
とテーセウスは身内の者に合図をするとロープで縛られた若者を連れてきた。
その若者はなんとかロープを外そうともがき、
兵士が両側から捕まえていなければ倒れてしまう程だった。
「この青年がどうしたと言うのだ?」「これが泥人間だ」とテーセウス。
どう見ても普通の人間だ。唖然とする私にテーセウスは説明を続ける。
「泥人間を一人、捕まえる事に成功した。泳げないのでロープで縛って運河を渡ったら・・こう言う状態だ。
泥が洗い落され見た目はなんら我々と変わらない。人間と言って差し支えないだろう。」

「確かに人間に見える、しかしそれが何故ケンタウロス族の味方を?!」
私はテーセウスに対してではなく、その若者に顔を近付け大声で怒鳴った。
「無駄だ、人間の言葉は分からない様だ。ケンタウロスの言葉を話す以外は・・。」
初耳だった。ケンタウロス族の言葉を話す人間・・。
「この者はケンタウロス族の下僕だったようだ。他の泥人間も全てそうだろう。」
「なぜ?どうしてその様な事が?!」
「ペイリトオス、100年前に何が起きたか思い出してみるが良い、おのずと分かると思うぞ。」
「まさか・・あの時連れ去られた女子供が?彼がそうなのか?」
「この若者が100歳以上に見えるか?彼は連れ去られた者達の子孫だと思う。」
そう、ケンタウロス族は誘拐した人間に子供を作らせ、
ケンタウロス族の道具として、兵器として育てあげたのだ。



アテーナイ族の王テーセウスと私、ラピテース族の王ペイリトオスⅣは神託に頼る事にした。
王国が危機の時、君主が一生のうち1度だけ許されるデルポイ神殿への旅に発つ事にしたのだ。
そこは人間の歴史上、知られる限り最も古い土地。
険しく人を寄せ付けない山岳地帯にあるのだと言う。
先祖の言い伝え通り、家具の奥に隠してある地図を広げ場所を確認する。
数日の旅になるだろう。その間、ケンタウルス陣営が橋を作る時間を与えてはいけない。
勿論、海峡沿いに見張りを置き、敵陣営の動きを監視する。
泥人間は泳げないので橋を作るのは容易ではないだろう。
また遠回りしても1週間はかかる筈、その間に戻って来なくては。
テーセウスと私、数名の側近達を従えデルポイへと旅立つ。
神に聞きたいのはケンタウロス族に勝利する方法、
そして人間に敵対する泥人間のケンタウロス族からの解放の手段だ。

デルポイの神殿に着くと辺りには人間の生活に必要な井戸、畑、家畜など、
生活感のある物が一切無く、人の気配すらも全く感じられなかった。
ここへ来てどの様な救いがあると言うのだろうか?
テーセウスの方を振返ると彼は顎を神殿の方へ向け、神殿の中へ進めと合図する。
神殿の中を進むと天井辺りから何か所か採光用の窓があり思ったほど暗くは無かった。
ほどなくして突き当りの祭壇まで来るとぼやけた光の玉が浮き上がり、そこから声がする。
「ラピテース族の王ペイリトオスⅣ、アテーナイ族の王テーセウス、お待ちしていました。」
その声を発した光の玉は更に成長し人の姿へと形を変えていった。
そしてついにはその光の玉は美しい女性の姿となった。
「私はデルポイ神殿の代弁者です。貴方達の疑問に答える用意があります。」
その者は完全な人間の姿にはなっては居なかった。
手先、足先はぼやけ、足が地に着いてないのに立っていた。「幽霊だ・・。」
その場に居る者達の息を詰まらせる音がが静かな神殿の中に響き渡る。

私は後悔した。悪霊の呪いを受け帰れなくなる位だったら来るんじゃなかった!
その者は言った。「恐れる必要はありません。私は貴方達の味方です。」
私はテーセウスに意見を求めようと声を掛けた。「どうする?信用できるか?」
「この者は我々が来る事を知っていた。神の能力があるのだろう。
人間では無い事は確かだが、我々を殺すつもりならこんな手間は掛けないと思う。
我々の先祖もここへ来た筈だ。信用して良いんじゃないか?」とテーセウス。
私は意を決して言う。「侵略してきたケンタウロス族に打ち勝つ方法、
そして泥人間をケンタウロス族から解放する手段を知りたい。」
「分かりました・・・では、祭壇の上にある容器に入っている液体をケンタウロス族の飲料水に混ぜて下さい。
バケツ1杯に対して一滴で充分です。ケンタウロス族は高熱を発し、身動きが出来なくなるでしょう。
しかし効力は数日。数日の間でしか効き目はありません。」
祭壇を見るといつの間にかガラスの筒に入った液体が置いてあった。
今作ったと言うより最初から想定して用意してあった様にも思える。




「貴方達の御先祖達にも言いましたが人類の今後の為にも言っておきたい事があります。
ケンタウロス族は侵略者ではありません。人類が侵略者なのです。
貴方達の先祖を含めて全ての人類はこのデルポイの地から進出したのです。
この神殿の地下部分には宇宙植民船アルゴノート号が埋まっています。
そして私はアルゴノート号のパーソナリティコンピュータ、シグナス2500-Fです。
この惑星、ケプラー186fは地球歴2014年に発見され、外星系では最初の地球サイズの地球型惑星でした。
その存在が知られるとまず人類の将来の移住先として候補に上がりました。
そしてこの惑星の植民の為、地球から1万年を掛けてアルゴノート号はケプラー186星系に到達しました。
その後ケプラー186fプロトタイプ人類として、この惑星のウイルスやバクテリアに合うようDNA改造をした後、
いろいろな種族の遺伝情報を元に胚細胞を合成、大量に培養しこの地で人類を復活させました。
残念ながらこの惑星には既に知的生命が存在していました。しかし引き返す訳には行きません。
この惑星の土着先住民族ケンタウロス族の本拠地の大陸を避け、人類は別の大陸で植民をする事を決断したのです。」

「想像を絶する話だ。理解出来ないばかりか、受け入れがたい内容だ。我々が侵略者?
ケンタウロス族にこれだけの仕打ちを受けながらこの世界の正当な支配者にもなれないのか?
人間は最初からここに居た筈だ。ケンタウロス族は獣に過ぎない、むしろ有害な存在だ。」
「貴方達の先祖の歴史はいつから始まったと思っていますか?たかだか千年の歴史しかないのです。
ケンタウロス族はそれ以前、何万年以上も前からこの惑星で活動しているのです。
そしてこの惑星の食物連鎖の頂点に君臨し、あらゆる生物の生態圏の中心なのです。
この惑星の陸上動物の多くはヘクサポッド(6脚)が主流です。貴方達が馬と呼んでいる生き物でさえ6本足です。
ドラゴン、グリフィン、ペガサスは中足が翼に発展し、ケンタウルスは手が自由になり道具を使える様に進化しました。
ここでは地球型テトラポッド(4脚)の人類だけが2本足と2本腕の形態です。
ケンタウロス族はこの惑星の生態系に属す形で進化し、この惑星の生態系もケンタウロス族に依存しているのです。」
「我々にどうしろと?このまま甘んじてケンタウルスに全滅させられるのを待てと言うのか?」

「私は人類存続の目的の為造られました。出来る範囲の事で人類に協力はします。
しかし宇宙植民船アルゴノート号は活動を停止して久しくなります。
発電用の燃料も温存させる為、コンピューター系システムのみの稼働状態です。
情報を伝えたり収集したりする事はできますがそれ以上の事にはお役に立てないのが現状です。
このガラスの容器に入った対ケンタウロス族用ウイルスも貴方達の御先祖の為に用意していた物です。
実際100年前にもケンタウロス族に対して使用されました。ケンタウロス族は謎の疫病を恐れ、
それ以上人間の村を襲う事を止め、引き返し、今までに至ります。
疫病の発生源と思いこんだ海峡コリントスより北はしばらくの間寄りつかなかったのです。
しかし、最近の偵察で以前の様な危険は無くなったと判断した様です。
ちなみにこの惑星の大陸の地形が地球ヨーロッパのバルカン半島に似ているので
地名の多くをギリシャ、バルカン半島から採用しています。
文化的設定や文明の発達段階も地球のギリシャ時代を参考にしています。」





我々は対ケンタウロス族用ウイルスを手にし、デルポイの神殿を後にした。
道中、テーセウスに聞く。「どうだ?国に帰ったらこの事を伝えるか?」
「言える訳が無いだろう。自分の父も祖父も知らなかった。今更言っても反発を買うだけだ。」
「だろうな・・。」アッティカに戻るとデルポイに同行したメンバーだけで作戦を決行する事にした。
大勢で潜入しても失敗するし、事情を詳しく知っている者達だけで行う方が成果があがるだろう。
幸い、捕えた「泥人間」は自分を人類の一員と納得した様だ。逆に今ではケンタウロス族を憎んでいる。
人間の言葉も多少覚えたので彼を先導で連れて行くことにした。勝手の違う土地での道案内だ。
彼にはエナアトモと名前を付けた。泥人間最初の「一人」と言う意味だ。
月も無い闇夜の日、アッティカを南下し再びあの忌まわしきコリントスの戦場まで来た。
嫌な思い出が湧き上がるが感傷に浸ってる余裕は無い。
我々は今まで着ていた物を脱ぐと茂みに衣服を隠した。
そして沼で泥を体に塗ると見張りに気付かれない様茂みに隠れながら敵陣営まで移動し、
ケンタウロス族の野営地及び要塞へ侵入する事に成功する。
そして万全を図る為、我々は泥人間たちと数日を一緒に暮らし、
飲料水に入れて周ったウイルスと言う毒の効果を確認する事にした。

ほとんどのケンタウロス族が病に倒れ、発病して無い者もケンタウロス陣営を離れ、基地を放棄した。
エナアトモは残った泥人間達にケンタウロス語で我々は同胞であり仲間である事を説得した。
まだ基地に居るケンタウロスを縄で縛り、荷車で一か所に集め塹壕(堀)に彼らを落とした。
塹壕の壁は垂直で高さも充分なのでケンタウロス族は自力では上がって来れない。
もっとも手足を縛ってあるので立つ事も出来ないのだが・・。
ケンタウロス族の要塞は人間達の最前線基地となった。
アッティカの自陣の砦にいる生き残りの部隊も呼び寄せ新しい基地の強化をする。
平穏が訪れたと思った数日が経った頃、数頭のケンタウロス族が前線基地へ現れた。
先頭のケンタウロスは他の者より一回り大きく、全身の毛も真っ白で貫禄があった。
「武器は持って無い様だな。」とテーセウス。
そのリーダーと思われるケンタウロスが仲間から離れると基地の前へと歩き城門の前で止まった。
「私はかつて人間にケイローンと呼ばれた者である。人間の代表の者と話がしたい。」
とそのケンタウロスは人間の言葉で話した。

テーセウスと私は城門まで行き、そのケンタウロスと向き合う。「なぜ人間の言葉が分かる?」
「私は100年前、人間達を誘拐しその子供を育てた。教育の為、人間の言葉を覚えたのだ。」
目の前に人類の敵(かたき)が、同胞を奴隷にした張本人が居る!
私は思わず剣を手にし、そのケンタウロスを殺そうとした。
テーセウスは私の体に手を回し動きを封じ、留まらせた。「待て、ペイリトオス。まず話を聞こう!」
ケイローンと名乗るケンタウロスは両手を上げ前足を折り、地面に跪いた。
「どうかお願いだ、仲間を返してくれ。捕まったケンタウロスには私の息子や兄弟が居るのだ。」
「家族を失った悲しみが分かったか、ケダモノめ!貴様はその報いを今受けるのだ!」
「私はケンタウロス族の中の最長老、150年近く生きている。今でもケンタウロス社会の指導者だ。
お願いだ、仲間を返してくれ。その代り私が残る。人質となってケンタウロスが人間に手出ししない様に約束する。」
「ペイリトオス、こいつは命がけだな。恨みは晴れないが悪い条件では無いと思うぞ。
これからケンタウロスを恐れずに済む事になる。」
ケイローンの手を縛り、足枷を付けると基地内へ連れて行く。仲間のケンタウロスはそれを見届けると去って行った。
海峡コリントスには国境を引き、人間とケンタウロス族はお互い干渉しない事を誓った。
泥人間エナアトモはケンタウロス族を監視する目的で単身南の大陸アルカディアに就いた。
この世界最初の大使館員だ。
この平和がいつまで続くだろう?アッティカとアルカディアの未来に幸あらんことを。

 

 



 

※関連記事

 

 

■kepler186fは生命が存在する可能性はありますが存在が確認された訳ではありません。

 

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⏰量子タイムトラベル⏳

 

カナダのトロント大学で行われた実験で、
絶対零度まで冷やされたルビジウム原子雲に対してレーザーを照射したところ、
光の粒子が原子雲に入る前に原子雲から光の粒子が出てきてしまった事が確認されました。
相対性理論により光の速度は一定とされていますが
特殊な物質を通過する時、光の速度が遅くなる事は一般的に観測されています。
近年、光の速度を極限まで遅くして停止させたと言う事例がありましたが
光の速度がマイナスになったのは今回が初めてです。
研究内容の詳細は2024年9月5日に発表され、
論文のタイトルは光子が原子雲の中で負の時間を過ごすことができるという実験的証拠。
(Experimental evidence that a photon can spend a negative amount of time in an atom cloud)

これまでも超光速で物質の状態が伝わる量子テレポーテーションなど
空間や光の速度を超越する現象が確認されていますが
時間に対しても同時を超えて時間を遡る事が可能な事が発表された訳です。
これは量子の世界、光子や電子レベルの大きさの世界の話ですが
これが現実世界、人間の大きさの世界で起こったら大変です。
トイレに入ろうとしたら自分がトイレのドアを開けて出てきたらびっくりしますね。
これほど衝撃的な現象はありません。
量子力学は難解な事で有名ですが量子力学の実験で起こる事は
日常の常識を超える難解さだと思います。

▼量子テレポーテーションの記事はこちら

 

 

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伊藤博文とキムチ

■歴史

 

 

白菜はチンゲンサイとカブが交雑してできた作物です。
白菜を含むアブラナ科の植物の原産地は地中海沿岸で
それが伝わった中国北部で白菜が生まれたそうです。
中国で栽培された時は、なかなか結球せずに
多くは葉牡丹の様に葉が広がっていたそうです。
それが土壌の問題であったので明治時代、
日本で土壌に敏感でない品種、清国1号を作りそれが結球しました。

伊藤博文が韓国統監府長官を務めていた1909年、
朝鮮半島にハクサイ清国1号が持ち込まれました。
10年あまりの研究の末に朝鮮半島での栽培法が確立され、
朝鮮総督府によって朝鮮半島全土に普及。
この普及に伴い、白菜キムチも生まれる事となりました。
白菜はカリウムを多く含むため利尿効果があり、
塩分も排出するので高血圧予防にもなります。
また葉の色の濃い部分はビタミンCが豊富。

ちなみに唐辛子は豊臣秀吉の朝鮮出兵で朝鮮半島に持ち込まれました。
(16世紀後半)
それ以前のキムチは唐辛子を使わない白いキムチでした。
その後、唐辛子が使われるようになり、
19世紀末になると白菜を使ったキムチが主流になっていきました。


2015
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死神の影(AI music♪)

 

 

[Verse]
夜の闇 深く落ちる
足音も 静かに消える
月の影に隠れた声
囁くように 呼ぶ名は誰

[Chorus]
死神の影が揺れる
運命の糸を切る者
冷たい風に乗せて
終わりの鐘が鳴り響く

[Verse 2]
手を伸ばす 揺れる光
届かない 霞む未来
影の中 微笑む顔
問いかけるのは 生きる意味

[Bridge]
魂の道を照らす
あの鐘の音 遠く響く
目を閉じて 聞こえる歌
その先に待つは 静寂だけ

[Chorus]
死神の影が揺れる
運命の糸を切る者
冷たい風に乗せて
終わりの鐘が鳴り響く

[Outro]
闇の中で 踊る影
始まりと終わりの狭間
命の灯火 消える時
死神だけが 知る秘密



🔔自動作詞作曲AI「Suno」で作詞作曲しました。
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■足利

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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