昭和５０年９月に宗谷本線名寄駅で発行されました｢宗谷｣の急行券　指定席券で、乗継割引用の常備券となります。

札幌印刷調製の券となります。

乗車駅の名寄、下車駅の函館が印刷された券で、当時の宗谷本線から函館へ直通運転される定期列車は急行｢宗谷号｣１本だけだったのですが、列車名は記入式となっています。

当時の｢宗谷号｣は稚内～函館間を小樽経由で運転されていた普通急行列車で、名寄発は券面に記載の通り１０時３６分、終点の函館到着は１８時５５分で、名寄→函館の所要時間は８時間以上かかり、これだけでも尻が痛くなりそうですが、この券は乗継割引の券ですから、函館から青函連絡船に乗り換えて青森まで約４時間、青森に到着するのは２３時過ぎとなり、ここから東北本線の寝台特急の最終列車に乗り換えたとしても、上野に到着するのは翌朝ですから、現代からすれば気の遠くなる程の時間がかかりました。

名寄駅発行 宗谷 急行券 指定席券(乗継)

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