愛知県一宮市の設計事務所、

菅野企画設計 本社 の 福田 です^^

 

 

地震大国、日本。

 

あまり嬉しくない肩書きですが(^_^;)

あるデータ会社の調べによれば、

マグニチュード5.5以上の地震の頻度(1980年~2000年にかけての20年間の年平均回数)は、

 

一番多いのが、中国の2.1回

次いで、インドネシア 1.62回

三番目が、イラン 1.43回

そして、四番目に、日本 1.14回

 

"国土面積"や"人口"など、何を指標にするかによって順位は異なるものの、日本は世界第4~7位に位置する『地震大国』と言えます。

 

地震の怖さは、揺れによる建物の損壊だけではありません。

地震によって引き起こされる「電気火災」も大きな問題です。

 

電気火災とは?

 

記憶に新しい、能登半島地震で発生した石川県・輪島朝市の大規模火災では、焼けた面積は5万㎡超、およそ300棟が焼失したと推定されています。

総務省消防庁の発表によれば、この火災の出火原因は「電気火災」とみられるとのことです。

 

経産省HPより引用

 
電気火災とは、
地震による家屋の倒壊や家具の転倒により、電気配線が破損したり、ストー
ブなどの暖房器具に可燃物が接触することにより発生する火災です。
 
地震による停電が復旧したときに起きる「通電火災」もその一つです。
 

電気火災を防ぐには、

○ 停電中、電気機器のスイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。

○ 停電中に自宅から離れる際は、ブレーカーを落とす。

このように、「電気の電源を遮断する」ことが大事です。

 

しかし、避難時など緊急を要しているときに、ブレーカーのことが頭に浮かぶかどうか…(-_-;)ましてや、外出中は電気を遮断することなんてできません。

 

そこで、そんなときに有用なのが『感震ブレーカー』です。

 

感震ブレーカーとは?

 

感震ブレーカーとは、

大地震発生時に、設定値以上の揺れを感知して、ブレーカーやコンセントの電気の供給を強制的に遮断する機器です。

 

逆を言うと、すべての電源が落ちてしまうので、夜間に感震ブレーカーが作動すると真っ暗になり避難に支障が出ます。

一般的な防災対策としても、停電時に作動する足元灯を設置したり、懐中電灯などの防災用品を準備しておくと安心です。

 

また、感震ブレーカーも結局のところは、設備機器。

設定した震度より小さい地震でも作動したり、大きい地震でも作動しなかったりする可能性があります。

 

感震ブレーカーを設置のするしないに関わらず、地震発生後に自宅から避難する際には、分電盤を確認しブレーカーを切るようにすることが一番の防災です。

 

 

 

 

漏電ブレーカーと比較して、感震ブレーカーは認知度も低く、まだまだ設置普及率は低い状況です。

 

例えば、家具の転倒防止は、身の安全を守る効果を認識できます。

しかし、感震ブレーカーで電気火災の予防しても効果を実感しづらい、というのも普及が進まない要因の一つのようです。

 

過酷な自然災害に見舞われる昨今。

いつ起こるのかわからない地震に備えて、建物の耐震はもちろんのこと、感震ブレーカーにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

後付けタイプもあるので、既に建っている住宅でも取り付け可能です。今一度、住まいのことを見直してみませんか。

 

 

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