菅野企画設計 関東事務所のウエマツです!

 

4年前に書かせていただいた

 

和風建築にはルールがある!〜建具の向き〜

 

 

というブログ…

なぜか弊社ブログの1番の人気記事になっています。

 

なぜだろう(´・ω・)?

 

 

そして…

さも連載モノのように書いておきながら、続きが存在しておりませんでした笑

 

そこで!

4年越しの!

和室(和風建築)ルールシリーズ!

 

 

  畳の敷き方にはルールがあるんです!

 

(前回より絵に力をいれております!)

 

 

代表的な決まり事…それは「床挿し(床差し・床刺し)」を避けることです。

 

 

8畳間を例にあげて床挿しの敷き方を書くと、上の図のようなかたちになります。

その名の通り、床の間に畳の線が刺さっているように見える敷き方です。

畳だけではなく、天井の竿縁が床の間と垂直に通っている様も床挿しといいます。

 

切腹を連想させる…という理由により、一般的には良しとはされない敷き方です。

 

↑通常はこのように敷きます。

 

ただし!

例外があります。

それは、炉を切るとき!

 

床挿しを避けた8畳間に炉を切ると、、

 

このようなかたちになり、畳のへりを跨いでお手前をすることに…!

これを「腹切畳」や「切腹畳」といい、茶道の世界では御法度な畳の敷き方になります。

 

その場合には、

 

このような敷き方になります。

床挿しにはなりますが、茶道の儀礼的には問題のない敷き方です。(千家の場合)

 

床挿しが気になる!という場合には床の間を中央に配置する「中床」という方法もありますが、一般のご家族で和室を作る場合には押入や仏間も欲しい!という場合がほとんどですので、中床はなかなか難しいかもしれません。

 

 

床挿しも切腹畳も知らない設計士が実は沢山います。

無知から生まれたなんちゃって和室にならないように。

しかし、ルールに雁字搦めになり過ぎないように。

基本を抑えて、崩すところは崩す!遊ぶ!な和室づくりを

ご提案しています( ^∀^)!

 

 

 

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