愛知県一宮市の設計事務所、

菅野企画設計の 伊藤(知) です。

 

京都市内で、古民家改修の工事がはじまりました。

 


住宅は築50年。


ご家族5人が快適に安全に暮らしていけるようにリフォームします。


基礎の補強や筋かいを新設し、耐震性を高めると同時に、気密・断熱改修を行なうことで、壁や床からの隙間風に悩まされた生活からも解放されます。

 

事前に念入りな調査を行ない設計をまとめたものの、、どうしても調査できない箇所が多くありました。


そのような箇所に限って想定外の状況が起こりうるものです。

 

と想定しておりました!

 

実際に、解体してみると、、

 

△基礎が切りかかれ、柱が宙に浮いている!過去に改修工事を行なった名残です。

直下の基礎を、増打ち補強する必要があります。想定内です!
 

△水回りの土台が腐っている。

こちらも想定内。


△想定はしていましたが、、

ここまで劣化が進んでいるとは。 土台はすべて交換・新設します!

 

△縁側部分は、実は全て増築されていました。

屋根の野地板、梁が新しい材になっているので、よくわかります。

もちろん想定しており、補強も設計に盛り込んであります!

 

△とおもったら、、床下から、かつての縁台が!

そして、縁台に沿って雨水配管が埋設されており、、、

なんと、床下に雨水が流れている状態でした!

 

すぐさまお客様に報告し、監督、職人達と解決策を練ります。

 

古民家改修の工事では、想定外の問題にも素早く適切に対処しながら、

着実に次の工程に進んでいくことが求められます!

 

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