愛知県一宮市の設計事務所 菅野企画設計の中村です。
先日、奈良東大寺の三月堂を訪ねました。
三月堂は、奈良時代に建てられた東大寺最古の建物ですが、
鎌倉時代に礼堂が増築されています(写真向かって右側)
時代が異なる建物がくっついているということです!
様式や構造にも差異があります
例えば…
奈良時代の部分は「頭貫」だけですが
鎌倉時代には「内法貫」も使われています。
頭貫は柱頭をつなぐのに対し
内法貫は柱を貫通させるので、耐震力がより高くなります。
1つの建物で、構造の進化が見られるなんて、とてもおもしろいですね!
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寺院建築の設計 : 菅野企画設計
伝統構法で快適な生活を実現:古民家再生