愛知県一宮市の設計事務所、菅野企画設計の東松です
現在名古屋市で、鉄骨造3階建ての住宅を新築中です。
住宅の骨組になる鉄骨の製品検査を行いました。
鉄骨を製作してもらっている工場は、Mグレードの認定を受けています。
鉄骨の製品検査では、
〇鉄骨の材種、寸法
〇溶接前の加工状況
〇組立加工後の寸法
〇溶接の状態
など、設計内容と突き合わせながら、確認していきます。
まず、書類、記録写真、工場自らの製品検査の報告と第三者の調査結果報告を確認。
その後に、各所の寸法、溶接、ボルト穴明けなどの状況を測定、目視による確認を行いました。
中でも重要なのが接合部の溶接のチェックです。
鉄骨工場の自主検査で、溶接部の100%を超音波探傷試験。さらに、第三者の検査会社で30%の抜き取り検査。
今回の建物は溶接個所が約500箇所、抜き取り30%は約150箇所、すべて「合格」の報告を受けたうえで、
もう一度、超音波探傷機を使って溶接部分を検査します。
組み立てが終わった鉄骨の溶接箇所を指定し、第三者の検査官に超音波探傷機でチェックしてもらいました。
検査結果は問題なしで合格。
あとは、しっかり錆止めを塗り、製作完了。
今月中に建て方が完了する予定です。
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寺院建築の設計 : 菅野企画設計
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