愛知県一宮市の設計事務所、菅野企画設計の川島です。
一宮市在住の男性から、築100年を経た自宅の改修についてお問い合わせがありました。
数日後、建物を見せてもらい、耐震改修工事の経験を踏まえ、お話をさせてもらいました。
「他の設計事務所や建設会社にも話を聞いたんだけど・・・結局、どこに頼むのがベストなのかがよくわからないんです。
菅野企画設計の強みはなんでしょうか？」との問いに、
「寺院の設計で培った木造和風建築の設計力」と
「伝統構法を生かすことのできる限界耐力計算での耐震設計」です。と答えました。
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市が無料で行っている耐震診断は「壁量計算」で建物の耐震強度を評価します。
壁量計算の主な耐震要素は「筋交い」で、建物を固める構造なので、鉄筋コンクリート造の基礎が必要です。
しかし、歴史を経た住宅の壁は土壁で、筋交いが入っていることはほとんどありませんし・・柱は石にのっているだけ。
そもそも、土壁の家は柔らかい構造なので、建物を固める構造とは根本的に違うのです。
土壁の家の耐震診断や補強は、壁量計算ではなく「限界耐力計算」に基づくのが合理的です。
しかし、その技術や実績をもつ設計事務所や建設会社は全国でも限られています。
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「限界耐力計算」による耐震補強は、土壁や差鴨居、仕口など、伝統構法を耐震力に活かすので、
壁量計算による工事と比べ、コストを抑えることが可能です。
菅野企画設計では、耐震補強を検討されている方にマスタープランというメニューを用意しています。
マスタープランでは、
①現況調査 ②耐震診断 ③耐震補強の指針提案 ④間取り改修の提案 ⑤概算工事費の算出 までを50万円で行います。
工事に向けた実施設計はしばらく先でもかまいません。
また、実施設計の契約を締結していただく場合は、マスタープランの50万円は設計料に充当します。
是非、ご検討ください。
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愛知県一宮市の設計事務所です。
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京都市の浄土宗寺院から、客殿庫裡改修のマスタープランと本堂の耐震診断の依頼(植松)
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