愛知県一宮市の設計事務所、菅野企画設計の前嶋です。

 

愛知県岡崎市の曹洞宗 龍渓院本堂耐震改修工事がいよいよ始まります!

 

施工をお願いするのは、滋賀県甲賀市の(株)片岡工務店です。

 

本堂は、明暦元年(1655年)建立で、桁行11間、梁間8間、屋根は寄棟造りの瓦葺き。

 

平面構成は、曹洞宗本堂特有の前面土間八室型です。

 

 

現在は、着工準備中です。

 

「図面は、一通り目を通しました。気になるところがあるので、小屋裏の状況をチェックしたいのですが・・・」と、現場監督。

 

「それなら、その場で打ち合わせをしましょう!」ということで、早速、小屋裏へ一緒に登りました。

 

 

設計図を見せながら、調査結果や補強方法を説明すると・・・

 

「なるほど、そういうことでしたか。それでこの部分を補強するのですね」とか、

 

「建て起しのワイヤーはここを起点にするとよいでしょうか?」とか、

 

「この部分は切り離してから施工した方が良さそうですね」とか

 

 当日は気温30度を超える真夏日でしたが、小屋裏はさらなる猛暑!

 

汗だくにはなりましたが、設計意図を共有しあうことができました。

 

改修工事は、設計図通りに進まないことが度々です、

 

ひとつひとつを確認しながら、作業を進めて行くことが必要です。

 

着工は来月で、工事期間は約10ヶ月の予定です。

 

監督、職人の知恵も借りながら、耐震強度が高く美しい本堂に改修します。

 

 

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