愛知県一宮市の設計事務所、
菅野企画設計 川島 です。
岐阜県大垣市の真宗大谷派 願宗寺で本堂を造っています。
工事は中盤を迎え、3人の大工が造作を進めています。
玄関の2階に設ける和室(僧侶控え室)は、一風変わった間取です。
12畳の和室の中に「真」と「草」の「床の間」を設けるのです。
その理由は…
本堂の屋根を支える7寸(21cm)角の通し柱が、和室の壁に露出しては見苦しい…
だからといって、壁全面をふかすと部屋が狭くなる…
そうだ!
「野趣のある床の間で彩りを添えよう!」
で…2本の床柱が立つ和室を考えました。
「真」の「床の間」には、無節の木曽桧の床柱。「草」の床柱は?
候補の銘木を現場に運び、見比べながら決める事になりました。
皮付きの赤松、ツツジの変木、サルスベリの3本の中から選びました。
「ツヅジは形が面白い。わたしの書斎ならこれがいいけど、僧侶控え室にはクセが強すぎますね」は、住職。
菅野、伊藤も加わり意見を交換しているうちに
「赤松はよく見かけるから、サルスベリにしましょう!」
「真」「草」一対の「床の間」の完成が楽しみです!
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