愛知県一宮市の設計事務所、
菅野企画設計 福田 です^^
昨日6月25日は、スペインの建築家アントニ・ガウディの誕生日だったそうで。
その情報を耳にしてふと思い出すのは、12年前に行ったスペイン一人旅。
当時勤めていた会社を辞め、久々の余りある時間を楽しむため、勢い込んで日本を飛び立ったイイ思い出です( ̄▽ ̄ )
バルセロナをメインに、マドリッドと古都トレドを観光した一週間。
サグラダ・ファミリア聖堂やカサ・ミラ、グエル公園など、スペインの街を彩る名だたるガウディ作品はたくさんあれど…、
中でも、一番印象的だったのが、コロニア・グエル教会です。
バルセロナ市内から電車に乗って30分。
世界遺産コロニア・グエル教会を抱える街…にもかかわらず、観光客も少なく(むしろいない!?(^^;))、ほのぼのとした雰囲気の街だなーと思ったのを覚えています。
見えてくるのは、小ぶりな要塞にも見える異様な形の建物。
この建物、実は、未完。
ガウディが携わったのは、1908~1914年。
コロニア・グエル教会建設の投資が断たれ、その後は、サグラダ・ファミリア聖堂の建設に集中することになったとか。
一部増築が行われたものの、当初の原案とは程遠いもの。
実のところは、二身廊による上部と下部身廊で、高さ約40mの数本の塔が計画されていたそうな。
ガウディが関わった6年間でできあがったのは、下部身廊とポーチのみ。
それゆえ、コロニア・グエル教会が『地下聖堂』と呼ばれて親しまれているとは、不思議な所以です。
内部に入れば、その景色に圧倒されます。
↑中央4本の玄武岩の柱と、周辺9本のレンガ造の柱が架構を支えます
↑ベンチも、もちろんガウディのデザイン
いまなお、写真を見ても、その躍動感にドキドキします。
有機的でありながら、その実、幾何学的法則にのっとって設計されている不思議さ、ガウディの魅力は計り知れません。
当時は、堂内は人気もなく、ゆっっくりと鑑賞することができましたが、さて、いまはどうなっているのか…。
もうしばらくコロナが落ち着いたら、久々の海外旅行もいいなー、
と思い始めた今日この頃です。
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茨城県の真宗寺院で本堂・客殿新築。模型を作って設計をブラッシュアップ(中村)
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