愛知県一宮市の設計事務所、

菅野企画設計 の川島 です。

名古屋市の真宗寺院から、客殿・庫裡建て替え工事のマスタープランを依頼されました。

まずは、現況調査からスタートです。

所長の菅野、伊藤、中村、野口と5人でお寺を訪ね…

 

菅野は住職、副住職から要望を聞き、私たち4人は調査を行いました。



「できれば、客殿の外観と小屋組の一部を残したいと思いますが、可能ですか?」と副住職。


本堂の建立は、今から約170年前。

それよりも古いという客殿は、恐らく築200年以上と思われます。

副住職の思いを叶えるためには、構造や法規上の問題点を解決しなくてはいけないので、現況調査は欠かせません。


客殿の調査を進めていると、
 

「大玄関も改修することになりそうだ。以前、雨漏りしていたそうだから、劣化している梁があるかもしれない。調査してくれ」

と菅野から指示を受けました。


そこで、急遽、大玄関の小屋裏にも上ることに!!

 

大玄関は本堂と同じ、築170年の建物です。

 



瓦葺きの屋根が直角に交わる谷部で雨漏り跡を発見!

梁と母屋が腐食しています。

 



しかし、雨漏りはここだけで、他には、腐食や劣化している木材は見当たりませんでした。


改修工事の設計には、小屋組みの梁や桁の大きさを実測したり、床下に潜って更なる調査をしないといけませんが…

 

残念ながら、第1回目の現況調査は時間切れ。今後、数回の調査が必要です。


 

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愛知県一宮市の設計事務所です。

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静岡県の日蓮宗寺院でホテルのロビーのような客殿と庫裡!設計完了(植松)

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