愛知県一宮市の設計事務所、
菅野企画設計 福田 です^^
設計士のお仕事というと、建物の間取りや外観の設計が注目されがちですが、菅野企画設計では、
・コンセントなどの電気設備
・エアコンや換気扇などの空調換気設備
・水栓やシンクなどの給排水設備
といった設備の計画も行います。
例えば、照明計画
どの部屋に、どういう照明器具を、何灯設置するか、平面図にプロットしてお客様にご説明します。
↑配置計画
↑照明器具リスト
また、高天井、床面積が広い、吹抜けがある、など特殊な条件のときは、適切な照度(※)を確保できているかどうか、照度計算も行います。
※「照度」とは、物を照らす光の明るさのこと。単位はlx[ルクス]
以前、私たちスタッフが作業する事務室の照明器具を全取り替えしたことがあります。
取り替えるにしても、まずは、どれくらいの明るさの器具にすればいいのか、を検討しなければいけません。
そもそも事務室は、どれくらいの照度が必要なのか。
JISの照度基準を調べてみると、
照度範囲 500~1000lx
推奨照度 750lx
とあります。
そこで、専用ソフトを使って、照度計算を行います!
照明器具を選んで、取り付け高さ、天井の仕上げ等を設定すると、
↑配置計画
↑計算結果
平均照度は651ですが、机の上部の配光分布は700lx以上とれているので丁度良さそうです。
さて、実態やいかに!?
取り替え工事完了後、照度計で確認してみると…!!
↑机上で、746lx
各スタッフの机によって多少の差はありますが、暗すぎる、明るすぎるということもなく、ひと安心です(*^_^*)
建物設計で欠かせない照明計画。
数字の上では問題なくても、実際に住まう人、使う人の年齢によっても明るさの感覚は異なります。
そのさじ加減は難しいものですが、適切な照度を確保できるよう設計に努めています!
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愛知県一宮市の設計事務所です。
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