愛知県一宮市の設計事務所、
菅野企画設計 福田 です^^
古民家や寺院本堂といった歴史を経た建物は伝統構法で建てられていることが多いです。
いま、これらの耐震改修計画が盛んです!
つい最近も、滋賀県長浜市で明楽寺本堂の耐震改修工事が完了したばかり。
在来工法の場合、耐力壁には筋交いを採用します。
一方、伝統構法の場合は、土壁の粘りを活かした耐震補強を行います。
では、耐力壁に何を使うかと言うと?
既製品の『荒壁パネル』や、
木製の『格子壁』を採用しています。
荒壁パネルは、
・深草土
・セメント系固化材
・新聞紙(未配達残紙や古紙)
・木小舞(杉間伐材)
で組成されている既製の耐震パネルです。
メーカー曰く、
「土壁の良さを活かすとともに、パネル化により施工性の向上や品質の安定化を図った現代版の土壁下地」
です。
いいこと尽くしのように見えますが、実は問題もあるのです!
1枚60cm×180cm。
なんと、1枚でも18kg近くあるので、大変重い!
そして、セメント系固化材が入っているため、丸ノコの刃もこぼれる大工泣かせの材料であります(^^;)
格子壁は、
弊社では、2016年 岐阜県岐阜市 本願寺岐阜別院の耐震改修から採用しています。
岐阜県立森林文化アカデミー准教授 小原先生の監修を受け、補強前と補強後の常時微動測定を実施、耐震補強の効果を確認します。
桧製の格子壁は、品も良く、伝統構法の建物に違和感なく馴染みます。
また、床下に設置しても、空気の流れを止めないので大変ありがたい!
いま現在は、愛知県岡崎市で、満性寺太子堂の耐震改修工事が進行中です!
先週は、古民家改修の問い合わせもいただきました!
『耐震改修を考えているけど、どこから手をつけたらいいのかわからない』
そんな方は、ぜひ一度弊社にお問合せください!
菅野企画設計 TEL 0586-84-2003
寺院設計の資料請求はコチラ(古民家改修はコチラ)まで(^o^)/
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愛知県一宮市の設計事務所です。
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