愛知県一宮市の設計事務所
菅野企画設計の伊藤絵美です
世の中、コロナ一色で心身ともに疲労がたまる一方です
早く通常通りの生活を取り戻すべく、休日は「ステイホーム」を実践中です。
さて、こんな状況の中、大変ありがたいことに
名古屋市内で納骨堂のマスタープランを依頼されました
先日、敷地の現況調査をおこない・・
お客様に第1案を提案すべく
鉄筋コンクリート造と、木造耐火建築、2種類の構造でプランを練り始めました
なぜ「鉄筋コンクリート造」と「木造耐火建築」で考え始めたのか?
名古屋市では、納骨堂に「耐火建築物」が求められるからです。
(各自治体によって、納骨堂に求められる建築の要件は異なります)
鉄筋コンクリート造の耐火建築なら、納得できるけど
「耐火木造建築」とは・・・??木なのに耐火??
と疑問に思われる方も多いはず
耐火木造とは・・・簡単に言ってしまえば「木が燃えないように、燃えない材料で覆った構造」です。
この「覆う」という部分が曲者で、設計中も工事中にも、注意点が盛りだくさんです。
一般的な木造と耐火木造の違いは・・
まず、柱のサイズ。
「12センチ角」の柱なら、さらに「21mm以上の厚さの石膏ボードを2枚貼る」必要があるので、柱は20センチ角以上になります。
このとき、気をつけなければいけないのは・・・
そう。納骨壇の設置数です。
納骨堂の設計では、設置できる納骨壇の数はとても重要。
そのため、納骨壇のサイズを考えて、できる限り無駄のないように柱の位置や間隔を検討します
それでは、鉄筋コンクリート造は?
耐火木造の柱に比べ、2倍以上の太さになります。
反面、柱の本数を少なくできる・・・というメリットもあります
鉄筋コンクリート造と、耐火木造建築・・・どちらのプランを気に入っていただけるか・・・ドキドキです
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