一宮市の設計事務所
菅野企画設計の中村です。
岡崎市の真宗寺院で本堂の耐震改修工事が進んでいます
先日、ダンパーや火打ちを確認するため小屋裏にもぐったところ
大変立派な棟札を発見しました!
棟梁をはじめ
当時の工事に係わった職人さん達の名前が連なっています
『彫刻師』 『杣挽木』 『石工』 『車力』
『屋根葺き』 『左官』 『建具師』 『経師匠』 『世話方』
その中には今は聞きなれない職種も・・・
たとえば『杣挽木』について調べてみると…
『杣(そま)』とは
・古代・中世の日本で国家・権門が所有した山林
・大規模な事業(寺院・造都など)の用材の伐採地
・またその用材
などとあります
かつては寺院などを建てるために、専用の山林が管理されていたようです。
杣挽木とは今でいう林業家、製材業者やプレカット屋さんということでしょうか?
時代とともに変わっていく風景を感じました。